第10話 長生きしてしまった。
本当にお元気で、95歳を超えてもなおお一人で何でも出来る、
誰にも迷惑をかけていない。
そんな風にひとり暮らして来たのに、
そして社会の役に立ちたいと思い自宅を開放して
皆様に使っていただこうと思っていたのに、
遠くに暮らしている歳のいった子供達に反対されて、
しかも何かあっても知りませんよ、私達は関係ありませんからね!
と言われてしまったのだ。
なんという冷たい言葉だ、あまりのショックに言葉がない。
まさかの出来事だった。
もう歳を老いた親は要らないのか?
ただのお荷物なのか?
長生きしてしまったからこんな思いをしてしまうのか?
愕然としてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます