日本人の死因第一位、がんの予防サプリメント その① ビタミンC
二〇〇五年にアメリカ国立衛生研究所から「ビタミンCは選択的にがん細胞を攻撃するが、一方で正常な細胞には何の影響をもたらさない」という研究結果が出ています。それ以来、高濃度のビタミンCを静脈から投与する点滴療法が副作用の少ないがん治療として注目されています。ビタミンCの製法は特許が切れていて、単価も非常に安いはずなんですが、高濃度ビタミンC点滴療法の相場は二万円前後です。
がん治療のために抗がん剤や放射線治療を受けると月に100万円は簡単になくなると言われているのでそれに比べたら安いんだとは思います。
しかし予防のために普段から高濃度ビタミンC点滴療法を受けるのは金銭的負担が大きいです。月四回でも八万円前後ですからね。それに保険が適用されません。
人類はビタミンCを体内で合成できないので食事から摂取する必要があります。ビタミンCが含まれる野菜や果物を食べればいいんですが、がん予防にはビタミンCの量が足りないです。それに果物や野菜ばかり買うのは家計に優しくありません。
そこでオススメしたいのがビタミンCのサプリメントです。アメリカのサプリメント会社から販売されているビタミンCサプリメントは一錠で一〇〇〇mgもビタミンCが配合されているものが珍しくありません。
ビタミンCのサプリメントを買うなら徐放性(タイムリリース)のサプリメントがいいでしょう。
時間をかけて小腸で徐々に溶けて吸収されていくタイプです。
ビタミンCの血中濃度は摂取後一時間半から三時間でピークに達すると、その後緩やかに減少していきます。
ビタミンCを人類は体内で合成できないので、ビタミンCの血中濃度を常に高く保っておくにはすぐに吸収されてしまうビタミンCのサプリメントではダメです。がんを予防する役割を果たせません。
小腸のビタミンCの吸収率は一日二〇〇mg以下なら九〇%吸収されると言われていますが、一日一〇〇〇mg以上の場合は五〇%以下しか吸収されません。それならビタミンCをあんまり摂取しても意味がないと思われるかもしれません。しかし百人の医師に行ったアンケートでビタミンCを一日にどれくらい摂取するか聞いたところ、平均で約二〇〇〇mg以上という結果が出ています。平均値で二〇〇〇mg以上なので最頻値や中央値に近い医師はもっとビタミンCを摂取しているかもしれません。
ではまた明日。
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