165 鬼札


 地を這う主人公の姿は七篠の嗜虐心を刺激して、その油断を誘い彼が持つ手札を引き出す要因となった。

 そしてそれは同時に天内に対して「一人ではどうあがいても勝てない」という残酷な現実を突きつける。


「う……ぐ……っ!」


 ある程度の差は覚悟していたもののこれほどまでとは思っていなかった。

 胸の内にある怒りに反する自身の弱さに天内は悔しさを噛み締め、その苦痛が彼に冷静さを取り戻す切っ掛けを作った。


「こん、どは……なにを……言って……ッ!」

「ハハッ! やっぱ知らねぇか! お前もアイツも自分たちがプレイヤーだって自覚が足りてねぇなぁ」


 演技は得意ではない。しかし傷と心の痛みに顔を歪めることはできる。それが天内の狙いを隠し通してくれる。

 少しでも情報を引き出せば必ず役立ててくれる男がいる。その確信と信頼が天内を支え、自らの役割の全うを後押ししていた。


「んじゃ、見せてやるよ。これが『世界介入システムコマンド事象改竄チートコード』だ」


 床に剣を突き立てた七篠が笑ってそれを歌い上げる。

 ヌメリのある空気が全身を駆け抜けた。膨大な魔力が物質的な現象を伴って、発露したのだ。


 七篠の身体がぼやけ、ブレる。

 天内は視界の異常を疑ったが事実として七篠はゆっくりと『複製』され始めている。


 増えているのは七篠だけではない。その手に持つ『不壊剣エッケザックス』までもが増殖している。

 加えて言えば七篠よりもその数が多く、剣身だけが宙に浮いているという不可思議な光景が広がる。


「――っ!? ガハッ!?!?」


 悪寒を感じると同時に天内は虚空より生じた不可視の蹴撃に蹴り飛ばされていた。

 数mの距離を床に触れることもなく飛んでいく彼を受け止めたのは身体の行く先に突如として現れた七篠 克己の複製体。


「なん、な、がっ!? ぐぅ!?」

「どうよ?」「すげぇだろ?」「ハハッ! どうした!?」「これでも手加減してやってんだぜ!」


 いるはずのない場所に現れ、何もない虚空から攻撃が発生し、抵抗のために振るった拳は触れたはずの身体を通り抜ける。

 魔法のような物理法則からの逸脱ではなく、その空間や事象を改竄することで発生する異常事態。

 防御のために筋肉を硬めて丸まった天内はピンボールの弾のようにあちらこちらへと殴られ、蹴られ、投げ飛ばされていく。


「(ふざっ、重ッ! 頭がっ、まわら)」


 天内のそれと同じく、七篠の『世界介入』にも身体能力の向上効果があるのだろう。その一撃一撃は先程までのものより重く、強くなっている。

 跳ね回る身体はその中身をかき乱し、平衡感覚が狂っていく。口から何かを吐き出している感覚はあれど、それが吐瀉物なの吐血なのかさえ判断がつかない。


 全くもって為す術がなかった。

 同時に、暴力の嵐の中で手加減されているという言葉が事実であると天内は理解する。

 なにせ七篠は剣を振るっていない。つまり天内を痛めつけるためだけに、手加減して命を奪う斬撃ではなくただの暴力に留めていたのだ。


 これが本気で振るわれたとしたならば複数の位置から、同時に、そして不可視のそれも含めて七篠の斬撃が襲いかかってくるはずだ。

 天内も、そしてその姿を見続けている桜井も、ピグマリオンも、それを理解していた。


「くっはは!」「かははっ!」「あははははは!!!」

「はー! あー! 笑った笑った」「んじゃ、ここいらで終いだな」


 天内を囲う七篠の数は十数人にまで増えていた。それが一瞬で消え去り、七篠は一人へと戻る。

 残されたのは数々の暴行で両腕が折られ、顔面が膨れ上がり、割れた額から流れ出した血液によって血塗れの状態となった天内 隼人。

 その呼吸音はまるで何かを擦っているかのようで、聞くだけで命の危険を感じさせる。たった2分程度で天内は死の淵に立たされていた。


「ふー……。現実は理解できたか? 同じ転生者でも俺とお前とじゃ与えられたものが違う。お前もそれなりに動けるようになるまで努力してきたんだろうが……ま、身体が悪かったな」


 七篠は吹き出た汗を拭いながら、疲労感と共に確かな充実感を得ていた。

 自分が原作における主人公を圧倒したということもあれば、美形の顔を醜悪なものに変えるというのは気持ちが良く、意外とスッキリするものなのだと気が付いたからだ。


 そのことに気が付かせてくれた天内に七篠の中で感謝の念が生じる。

 故に「もう苦しませる必要もない。殺してやろう」と彼にしてみれば好意的な決断をした。


 七篠は片手で握った両手剣をゆっくりと持ち上げる。

 切っ先を真っ直ぐ上に向けた『不壊剣エッケザックス』。

 その柄に向けて、七篠は最後の猶予を与えるかのように空いた手をゆっくりと動かし……握り込んだ。


「じゃあ、ゲームオーバーつーことで」


 端的にそう呟いて、七篠は剣を振り下ろした。


「――あぁ?」


 しかし剣は空を切る。動けるはずもない天内が突如として飛び跳ねるように回避したからだ。

 姿を追えば横になったまま身じろぎ一つしていないというのに床をズルズルと移動しているのが見える。

 それはまるで体にくくりつけた紐か何かに引っ張られ、引きずられているかのようだった。事実、目を凝らせばその体に細い糸が巻き付いているのが見えた。


「(……糸?)」


 眉をひそめながら七篠は天内の行く先を見守る。体を引っ張り続けている糸は次第に上へ、天井へと向かっている。

 それを追いかけ見上げた彼は天内から繋がっているであろう糸を手に降りてくる少年を目にして、顔を大きく歪めた。


「テメェ、モブ野郎……!」

「おっす。久しぶりだなチート野郎」


 動きを止めた天内と七篠の間に桜井が降り立つ。

 桜井は睨みつけてくる相手に雑に返事をすると七篠など眼中に無いかのように背を向け、取り出したポーションを次々に天内へと浴びせ始めた。


 その態度と行動が七篠の癪に障る。

 癒やされていく傷は自分の成果を奪われているかのようであり、それ以上に原作において影も形もないモブキャラ風情が自分の前に立ち塞がっている姿に苛立ちが募った。


「邪魔すんなよモブ」

「断る。今、天内に死なれるのは困るからな。邪魔すんな」

「あ”ぁ”?」


 一瞥もせずに同じ言葉を返す桜井に七篠は一歩踏み出し、脅しかけるかのように大きな音を出した。

 そこまでしてやっと桜井が身体を前に向け相対する。これといった特徴のない無個性的な顔には取り繕ったかのような無表情が張り付いていた。


「メインキャラでもない、名有りのNPCでも無いテメェが舐めた口を」

「念のために」


 言葉を途中で遮られる。


「一応、最後に聞いておいてやるよ」


 その不遜な振る舞いに七篠は次に何を口にしようとも殺してやると決断した。

 だからこそ桜井にとって最後の一言となるであろう言葉を七篠は待つ。

 桜井のように相手の言葉を遮って仕掛けるというのはプライドが許さなかった。


「七篠 克己」

「なんだ?」

「街で暴れようがいくら殺そうがどうでも良い。今すぐ学園ダンジョンを元の場所に戻して出ていくってんなら見逃してやる」


 それが桜井にとっての最終勧告であり、最大限の譲歩であった。

 元々自分の学園ダンジョンを奪ったことに対する落とし前はつけさせてやると考えてはいたものの、殺した後で学園にダンジョンを戻す手間が頭を過ったのだ。

 だからこそ戻す手間を省くことができるなら七篠の命程度は見逃してやろうと譲歩したのだ。

 最も、あくまで自分は見逃すというだけでそれ以外については何の保証もしてやるつもりは無かったが。


 しかし七篠はその提案を鼻で笑った。それは桜井の考えを見抜いたが故の嘲笑などではない。

 そもそも七篠は相手が何を言おうとも受け入れるつもりなど無かったのだ。

 桜井の最終勧告には何の意味もなく時間の無駄でしか無い。


 であれば七篠が言うべき言葉は一つであるし、それに対する桜井の言葉もまた一つである。





 決裂、ほぼ同時に動き出した。

 しかし抜身の刃を持つ七篠に対して桜井ができたのは既に手にしていたポーションを投げつける程度のこと。

 そんなものならば剣で打ち払うなりそのまま無視して突き進めば良いだけのこと。一瞬の時間稼ぎにさえならない。


「――っ!? ぐぅ!?」


 それでも七篠が足を止め苦悶の声を上げたのは投げつけられたポーション瓶が眼前で爆発し、その目と鼻に刺すような強い刺激を与えたからだ。


 アイテム名『パニックポーション』。

 現代的に言えばトウガラシ催涙スプレーの一種であり、本来であれば動物系の魔物に確率で「麻痺」を付与するアイテムである。

 とはいえ中に入っている液体は刺激物であることに変わりはない。

 そのため現実化の影響によって『パニックポーション』は効力こそ弱まれど人体に対しても作用する道具へと変化していた。


 一瞬の足止めがあれば次の手を打つことができる。

 桜井が自身の足元に投げつけたものはボス・イベント戦以外の戦闘から必ず逃走することができる『遁走玉』。

 受けた衝撃に反応して爆発したそれは大きな煙幕を生じさせる。それは桜井と足元の天内、2人の姿を隠すには十二分なものであった。


 桜井は『パニックポーション』も『遁走玉』も、天内の傷を癒やすために取り出し続けていた回復ポーションに紛れ込ませる形で隠し持っていた。

 それはつまり元より逃げる算段を立てていたということ。当然、続く動きも決まりきっていた。


「モブがぁッ!!」


 気を引き締めれば『パニックポーション』の効果など無視することができる。

 眼前に広がる真っ白な煙。以前にも体験した状況に視界を捨て空気の揺らぎから相手の動きを察知せんと瞼を閉じかけた瞬間、その目に迫り来る人影が写った。


 反射的に振り抜かれた両手剣が捉えたのは学生服の上着。

 七篠はそれを桜井がまたもや二段構えの奇襲をしてきたのだと考え、剣身に絡みついた衣服を剥ぎ取ることもせず後ろに飛び下がり煙幕の中から抜け出した。


 奇襲は無かった。

 代わりに見えたのは煙幕の上部から何かが高速で抜け出していく様子。それを見て七篠は桜井が逃げるつもりであると理解した。


「二度も三度もッ逃がすかクソモブがァ!!」


 煙幕、奇襲、逃走。学園祭での遭遇戦における屈辱的な記憶が蘇り、七篠は怒り任せに『不壊剣エッケザックス』を投擲した。

 それでも装飾のない無骨な魔剣は正確に煙幕から抜け出したそれを刺し貫き、魔剣と共に天井に突き刺さる。

 その姿は広がり続ける煙幕で瞬く間に遮られてしまったものの、彼には魔剣が完璧に命中し仕留めたという確信があった。


「おい、ピグマリオン! 煙幕なんとかできるか!」

「んん~? 薄めるくらいでよろしければ可能ですねぇ」

「ならそれでいい。速くやってくれ」

「んんっ! それでは失礼して。ぬぅんっ!!」


 七篠の要請に答えてピグマリオンが自身の武装でもある2枚の大きな半円の盾を幾度となく振り抜いた。

 剛力任せに何度も振るわれるそれは風を生み出す。決して強いとは言えないが煙幕を薄めその先を見せるには十分なものであった。


「テメェが上から来たんだ、そこに戻るってんなら楽に当て――あぁ?」


 見えたのは剣に絡みついていたそれとは別の学生服。それが投げつけられた魔剣に刺し貫かれ縫い付けられていた。桜井の姿も、ましてや天内の姿も見えない。

 驚きと共に視線を下げれば、薄まった煙幕の先に開け放たれた建物の入り口外で鋼の翼を持つ馬の背に乗り込む桜井と天内の姿が見えた。

 今にも飛び立たんとしている彼らに全力で駆け寄ったところで七篠には阻止する術がない。魔剣は天井に刺さったままだ。


「あの、野郎……ッ!」


 桜井が煙幕の中で行ったのは天内の学生服を脱がし、そして自分が脱いだ学生服を七篠がいるであろう場所に投げつけただけだ。

 2枚の学生服は天井から屋根裏を通じて一本の糸で繋がっていた。

 桜井の学生服が何らかの要因で引っ張られたならば、糸のもう一端にある天内の学生服が天井に向けて上がっていく……仕掛けとしてはその程度のものだ。


 この煙幕の中で天井に向かう制服を精確に判別することができるか、そもそも相手が煙幕から抜け出すほどに後退し、それが見える位置に立つか。

 まともな相手であれば煙幕の中で何かを投げつけられれば警戒心から足を止めて、桜井の仕掛けは不発に終わってしまう可能性が高かっただろう。

 それはそれで少しでも距離を開けられるので良しと考えていたが、それを踏まえた上で「七篠は後退するだろう」と桜井は判断していた。


「(俺は本気で「殺す」と宣言した)」


 だから桜井が逃げ出すなどとは思わない、攻撃を想定する。


「(煙幕は以前の戦いを想起させる)」


 ならば七篠は攻撃に移るために、前回の戦いで桜井の位置を察知した手段を取ろうとしてくる。

 なにせそれについては成功したから。成功体験があるから。同じ行動を選ぶ可能性が高い。

 視覚以外の感覚器で察知しようとするならば一瞬動きを止めるはず。ならば即座に投げつけた学生服に引っかかる可能性は高い。


「(直後に痛い目にあった記憶が蘇る)」


 学生服の投擲という奇襲に引っかかったならば、かつての経験から後にも奇襲が続くと考える。

 『剣聖一閃』、糸による首絞め。続いてくるであろう痛み奇襲を避けるため、「待ち」よりも「逃げ」を打つ。

 「逃げ」のために後退するのであれば煙幕の外まで一気に飛び出すだろうし、投げつけた学生服の勢いで天内の学生服が天井に向かっていく姿を見つけるかもしれない。

 

 観察の中で見出した根拠をもって桜井は仕掛けを実行に移した。

 実際には桜井の投擲程度では天内の学生服が天井に向かうことは無かっただろう。単純に勢いが足りなかったのだ。

 それが七篠の剣に学生服が絡まり、彼がそれを剥ぎ取らずに移動するという幸運により桜井の仕掛けは成立した。


 確かな根拠と正しい分析の末に肝心なところで確実性が無い。

 だからこそ桜井の罠に嵌った七篠は「手のひらで転がされた」という屈辱をより強く感じてしまう。


「じゃあ、また後でな!!」


 人を嘲笑う七篠に、桜井は意趣返しのように嗤い返して飛び去っていく。

 対する七篠は奥歯が軋む程に顔を歪ませ憤怒の表情を浮かべ、射殺さんとばかりに睨めつけながら傍らに立つピグマリオンへと命令を下した。


「ピグマリオン。『鬼剣きけん』を出せ」

「んん~? よろしいのですか~? あれは街に各所から増援が来てからだと」

「いいから出せっつってんだろうが!! 早くしろ!!」

「……んんっ! これは失礼、かしこまりました」


 怒鳴り声に答えてピグマリオンは言われるがままに魔人としての力を行使する。


 彼が適合した魔物は『プレゼンター宝箱』。

 魔物の遺体の中から各種素材やアイテムが入手できるこの世界において、あらゆるダンジョンに発生する宝箱は紛れもなくそれそのものが魔物の一種だ。

 だからこそ開けようとするものに対する抵抗として罠を用意するし、開封殺傷時には中身が開かれそこから数々のアイテムが入手できる。


 そんな魔物と適合したことでピグマリオンが手に入れた力は『収納』。

 口を通じてその体内に広がる異空間に様々なものを収納することができるという力だ。

 もちろん入れられるサイズや重量には制限があるが、魔人化技術を行使する上で必要最低限の資材・設備一式及び研究者達をまるごと収納できるため制限などあってないようなものである。


「んっんん~、んごあぁ」


 ピグマリオンの口が彼の巨体を覆い隠すほど大きく開かれる。

 その大きさは馬車一台程度ならば難なく通過が可能なほど。そこからぬるりと現れ出た武器の柄を七篠は握り込み、一気に引き抜いた。


 引き抜かれたそれは「魔剣」に分類される武器である。

 しかしその外見は剣と言うよりもと言ったほうが正確であった。


 青竜刀のような幅と反りがある刀身を首から刺し込まれ、額の位置から大きく飛び出したそれはまるで鋭利な角にも見える。

 鍔の代わりを担っている鬼の頭には剣の動きに応じてギョロリギョロリと動く黄白色の双眸があり、その瞳の動きが不気味な生命の残滓を感じさせていた。


「仕事だテメェら! あいつを殺せ!」


 鬼剣と呼ぶそれを握りしめて七篠が号令を下す。

 それに呼応するかのようにピグマリオンの口の中から次々と同一の鬼剣が吐き出され、建物を飛び出して行く。


 ダンジョンの外に出た鬼たちは大空の下で旋回しながら大地に影を落とすほどの魚群を形成した。

 そして自らを支配する所有者の意志に従い、空を駆け抜ける一頭の馬へと狙いを定めて襲いかかる。


 その様子を七篠は手元の鬼剣を通じ、視覚を使って共有していた。

 一本一本がまるで戦闘機のように空を裂いて飛んでいく様子を、その先にいる獲物たちの慌てる様を見て彼は笑みを浮かべた。


 七篠 克己には愛剣以外の武器を使うことができないという制限がある。

 それをより正確に言うのであれば「他の武器を使って戦闘行為を行うことができなくなる」というものであり、武器の装備そのものは可能なのである。


 そこに七篠は活路を見出した。

 脳裏に過ったのは学園ダンジョンの裏階層にて手に入るとある魔剣の存在。

 その魔剣に施された設定フレーバーは原作ゲームにおいて悍ましさを感じさせるための演出でしかなかったものだが、この世界においてはそれすらも効力を発揮することを彼は知っていた。


 「鬼は群れを成し、今宵の血肉を求め彷徨う。魔剣と化した後もなお変わらず、この剣もまた群れの一匹である」

 「故に数あれば群れを成し、それらは担い手がおらずとも彷徨い始める」

 「彼らを従える気概があるならば柄を握るが良い。鬼の群れは剣軍となり、嬉々として獲物に群がるだろう」


 そう記された魔剣、名を『鬼剣オニガシマ』。

 愛剣以外を武器として扱えずとも、握りしめた一振りを通じて集めに集めた”総勢300本”の鬼達魔剣に号令を下すことはできる。

 後は群れとなった彼らが自身の力で獲物へと群がり、殺す。武器として振るえぬならば、武器そのものが動いて相手を殺せば良い。


「テメェがその気なら今度こそ仕留めてやるよモブ野郎……! 空中戦ドッグファイトといこうじゃねぇか!」


 惨劇を広げるための鬼札――『航空戦力』が牙を剥く。 

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