第四章までの主要人物まとめ
『まえがき』
更新再開に合わせまして、前々からご要望があった第四章までの主要人物についての紹介・外見について軽くまとめました。
不要だという方は読み飛ばして頂いて構いません。
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【
本作の主人公であり超級のレベル上げ中毒者。
やり込んでいたゲーム世界にモブキャラとして転生した少年。
この世界で生きる上で「経験値」と「レベル」の存在を知覚し歓喜、以降は常識や倫理観を投げ捨てレベル上げのために好き勝手行動し始める。
『冥府』での出来事を通じて他人や社会に配慮することを覚え、彼なりに自分の中の衝動と折り合いをつけることを意識するようになった。
行動の決まりきったスキル頼りの相手や魔物に対しては強いが対人戦はモブキャラ故のステータスの低さも相まって戦績は悪い。
ただし『試合に負けても勝負には勝つ』タイプであり、何だかんだ目的自体は達成する(そしてそのしっぺ返しを受けるまでがセット)。
檜垣は悪友とか腐れ縁とかそういうもの、アイリスは外付け倫理回路兼保護対象として見ている。
《外見》
モブキャラなのでイケメンでもなくブサイクでもない顔つきだが表情は豊かで調子に乗った笑顔を浮かべてることが多い。
またレベル上げ中や機嫌がいい時は瞳孔が大きく開きながら三日月のように大きく口角を上げる狂気的な笑みを浮かべるので、顔つきと言うよりもキャラのインパクトで人に覚えられているタイプ。
【
『剣聖』と呼ばれる国内最高峰の冒険者であり、桜井の剣の師匠。余裕のある飄々とした態度と、どこか戯けた言動をする。
偶々河川敷で
自身のため、思うがままに振る舞うその姿に、自身の剣技が加わったなら桜井がどう化けるかと考え体の良い「暇つぶし」として彼に剣技を伝える。
本来、原作においては本編開始前に死亡している人物だがどのような影響か、少なくとも桜井が関わったことで生存している。そこら辺を語るのはもう少し先のことになる。
《外見》
長身で細身ながら非常に筋肉質、余分な肉が一切ないほどに絞られている。
動きやすさを重視して、ゆったりとした衣服を好む。背には大太刀、腰には護身用の直剣を一本携えている。
常に飄々とした雰囲気と余裕のある表情を浮かべており、身嗜みは冒険者のトップとして整えている。
【
原作ゲームにおけるヒロインキャラの一人だったが今ではもうそんな姿は見る影もないヒロイン力全損系女子。
幼少期に救ってくれた『剣聖』に憧れ、その存在に狂愛じみた執着していた。
しかしその『剣聖』の興味が桜井に向き、蔑ろされたことでその原因たる桜井に刃を向ける。晴れてヒロイン力全損となる。
『冥府』の騒動を通じて自分がやったことを客観的に突きつけられ、自分の愚かさを自覚。更には剣聖に実質的な破門を申し渡されたことで猛省。
以後は桜井の暴走を諌めながらも、自らがやってしまったことへの償いも含めて彼の行動自体には協力するようになる。
《外見》
肩口辺りで切りそろえた黒髪に白の花飾りの付いたカチューシャを身につけ、美しいよりも可愛らしい、美人というより美少女と言える顔立ち。
純白の制服を身に纏い、それを内側から押し上げている胸元には青色のリボンが巻かれている。青色のリボンは冒険者学園における上級生であることを示している。
【アイリス・ニブルヘイム】
死後の世界『冥府』を治めるアヌビス神の姪であり、アヌビス神の兄であるバビ・ニブルヘイムの娘。人の心が発する『熱意』を感じ取る魔眼を持つ。
『冥府』にて治安維持組織に従事し早速騒動を起こして殺し合い始めた桜井と檜垣を捕らえ、その話を聞いて2人に説教・和解の切っ掛けを作る。
その後も面倒見の良い性格から彼らの社会復帰・性格矯正に協力するも、突如として復活した父バビ・ニブルヘイムによって拉致監禁される。
桜井と檜垣、冥府の神々の協力により助け出されるもそれまでの記憶を完全に破壊され、幼児退行してしまった。
生来のしっかり者で善良だが幼児退行の影響でかなりの甘えん坊化、桜井や檜垣と長時間離れると大きく取り乱してしまう状態が続いている。
《外見》
褐色の肌に背まで伸ばした銀髪、金色の瞳。スタイルが非常に良い上に、それを強調するようなチューブトップとマイクロミニのホットパンツ姿。
それに幾つかの布や衣装で踊り子の風の民族衣装のように成り立っている。頭にはアヌビス神を彷彿とさせるジャッカル耳の装飾品を身につけている。
また腰には伸縮性のある長棒を収めるホルスターを装着し、手には拳を保護するグローブを着けている。
【
原作ゲームにおける主人公であり、その主人公に転生してしまった少年。
自らへの過小評価・状況認識の甘さから『原作主人公』であることに固執し、物語を原作通りに進めることで『ハッピーエンド』に至ろうとしていた。
そのため好き勝手行動して原作を破壊していく桜井が悩みの種であったが、学園祭の中で自分の過ちと失敗を突きつけられた。
桜井との直接対決、幼馴染である赤野の説得を通じて『原作主人公』であり続けることを捨て去り、諸々吹っ切れたことで覚醒した。
戦闘スタイルは徒手空拳かつ積み重ねた技量を重視しているタイプ。
スキルは最小限しか使わないため桜井にとっては一番苦手な戦い方をするタイプ。
《外見》
一言で言うなら『イケメン』。端正な顔立ちをしている絵に描いたかのような好青年。
眉に前髪が被るほどのの長髪ながら、何箇所かの毛先が物理法則に逆らった跳ね方をしている。
主人公と聞いて思い浮かべる『格好いい』を詰め込んだかのような姿。
【
原作ヒロインの一人であり天内の幼馴染。精神的に大人びているところがあり、天内に明確な好意を寄せている。
オペラハウス事件を通じて自分の無力を痛感しながらも、学園祭における騒動を通じて天内を支えるために変わることを決意。
桜井の協力を得て天内を説得して彼の口から転生者であることを聞かされた。
《外見》
ツーサイドアップにした赤色の髪。目鼻がバランスよく配置された端正な顔立ち。
表情から勝ち気な印象を持たせながらも、その行動から強い愛嬌と活力を感じさせるタイプ。
【エセル・タイナー】
原作ヒロインの一人、銭ゲバ守銭奴
法と肌に触れること以外に関する金稼ぎの話には目がなく、自身が信仰する宗教も信用を得るための道具と豪語するほど。
事あるごとにお金を請求するし、大体のことはお金を渡せば協力してくれるほどの守銭奴。
天内に依頼され桜井を調査する中で彼を『気味が悪い奴』と認識していたが、オペラハウス事件の中で奪われた十字架を取り戻し更には大金をくれたことで桜井の(金銭を絡めた)悪ノリに付き合うくらいには仲良くなった。
《外見》
着崩した学生服にベール状の頭巾、修道女が被るウィンプルを身に着けた金髪碧眼のエルフ。
両手首には小さな十字架のロザリオを掛けており、戦闘時には巨大化して簡易的な鈍器としても使える。
【ルイシーナ・マテオス】
原作における敵組織『黒曜の剣』における幹部。
表向きは歌姫と呼ばれるほどのオペラ歌手でありながらも、裏では魔人としての力を使って国家の上層部や各分野のエリート層などを傀儡化させる任務にあたっていた。
幼少期から研究所での生活を続けていた反動で『自由』になることを求め、オペラハウス事件で桜井の取引に応じて組織を裏切る。
表向きはオペラハウス事件で死亡したことになっているが、桜井から大金を受け取り第二の人生を始めるために活動を開始する。
『黒曜の剣』は新たな人生を始めるに当たって邪魔にしかならないと判断し、彼らを潰すために暗躍していた。
《外見》
渦を巻くようにまとめ上げた金髪に真紅の瞳。
病的なまでに白い肌を持っており、歌姫時代は胸元が大きく開いた綺羅びやかな真紅のドレスを身に着けていた。
今はその日の気分で衣装を決めている。最近はユリアの屋敷から奪ってきたクラシックなメイド服がマイブーム。
【ユリア・フォン・クナウスト】
王族の一人であり士官学校の生徒会長。
優雅で余裕のある振る舞いを見せるが身分と優秀すぎる成績のこともありライバルや友人を作ることができず、本質的に寂しがり屋。
自分と対等の関係を求め、優秀な人物を見かけては戦いを挑む戦闘狂。学園祭では主人公としての高い素質を持った天内に目をつける。
学園祭を通じて桜井を筆頭に王族としてではなくユリア個人として接してくれる人物たちと交流が持てたことでご満悦。
学園祭終了後、騎士団に連行されていく桜井に協力することを確約した。
《外見》
女性らしからぬ長身に金の装飾が施されたエレガントな赤系統の燕尾ジャケットを身に纏い、そこに白い乗馬パンツと軍靴のような太ももまでを覆うサイハイブーツを合わせて着こなす貴族然とした姿。
その腰にはバレルの取り除かれた短銃のグリップのようなものを、引き金を囲う輪に黄金色の鎖を通すことでぶら下げている。
そして首元には自らの高貴さを底上げするかのように、鮮やかな琥珀をあしらったブローチとレース素材の胸飾りを身に付けている。
【
敵対組織『黒曜の剣』の幹部でありボスキャラである『七篠 克己』に転生した男。
その性能と立場を利用して自らの野望のためにオペラハウス事件を原作よりも前倒し行動させる、他の幹部を従え””七篠一派”なる独自の勢力を作り上げる。
『
その後、『黒曜の剣』から”七篠一派”を率いて離反。密かに活動を続けている模様。
《外見》
シンプルなライダースーツのようなもので身を包み、灰色の長髪をうなじあたりで結び上げ、まるで尾のように背中に流している。
無骨な両手剣の魔剣『不壊剣エッケザックス』により強靭な肉体を得ている。
【
『黒曜の剣』の幹部の一人であり七篠一派に与する少女。基本的に無口で言葉を話さない。
うなじから生えている骸骨は彼女の存在に強い執着を示しており、その骸骨が無事である限り彼女は死ぬことがない。
七篠に『自爆』スキルを覚えさせられ、命令に従い拠点を襲撃しに来た『剣聖』を捕らえて自爆するも骸骨の手により復活した。
骸骨に対しては不快感を強く感じており、桜井曰く「彼女には彼女の目的があって、そのために黒曜の剣という組織を利用しているに過ぎない」。
《外見》
生気のない白い肌に大きな猫目、キレイに切り揃えたボブカットの黒髪は毛先に向かうほどに色が抜け落ち白くなっている。
またうなじの部分から骸骨の上半身が生えており、それは彼女の頭を両腕で覆い愛しそうに撫で回している。武器は白銀の三叉槍。
【ピグマリオン・ドン・トロール】
『黒曜の剣』の幹部の一人であり七篠一派に与する男。
言葉を吐き出す毎に泡状の涎が口の端に溜まる、人間とは思えないほどの醜い豚面など外見的に好ましい要素はない。
しかし拠点が襲撃された際には最低限の機材や研究員たちを回収する、満身創痍ながら傷ついた仲間が目覚めるまで警戒を続ける・気遣いができる、戦闘においても剣聖の攻撃を盾で受け流すなど文武両道に優れた人物である。
《外見》
その外見は全身脂肪の塊のようにしか見えないほどにぶくぶくと膨れた鼠色の体、その上には人間とは思えないほどに醜い豚面が乗っている。
それは一見肥満体質のように見えるが実際には尋常じゃないほどの『筋肉達磨』である。
戦闘時には両腕に大きな半円型の盾を巻きつけている。
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第五章につきましては近々書き溜めた分を更新する予定なので是非ともよろしくお願い致します!
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