第三十九回 段取りは八分、後はノリ。
――四年前も演劇部と軽音部(当時は『グローバルな音楽部』だけど……)が手を取り合って、さらに
それに対して現在は十五名。
ラグビー選手と同じ十五名。……あっ、瑞希先生が戻って来たら十五名。
ということは現在、十四名。
今日一日だけれど、十四名の人員で切り抜けなければならない。まずは人員配置だ。それぞれのスキルが満足に反映されるような図を描く。理想の人員配置を求める。
それを決めるのは、演劇部の部長・
「頼りになる兄貴的存在」と崇拝してやまない人物で、さらに加えると、
「今の僕があるのは、この人の……この人たちのおかげだ」と尊敬の念、
と、この
……僕の『りかのじかん』にも似た束の間の時間だが、
広い三階、その片隅に於ける窓際で、海斗さんはスマイリーに僕と
「なになに、陰口?」と、覗き込むマリさんと、
それに便乗して「さあ、ミズッチをあっと驚かせようぜ」と、未来さんが声をかけた。
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