第三十八回 先生不在!
――でも、演劇部は今日も活動する。
思いっ切り泣いたから、もうお空は晴れ晴れ。初めて見た先生のお子様『
お話を続けると、
八月に入って五日目。迫る二十四日の『ふるさと祭り』のイベント。『ザ・脚本』も編集を終えている……とのこと。僕はマリさんに、そのことのお礼を兼ねた報告で昨日、彼女のアルバイト先であるあの店を訪れた。お茶も兼ねて……そのはずだった。
演劇部の部長、
僕にとっての瑞希先生は、
――五十五色の色彩を持つエッセイのスペシャリスト、『Mさん』だから。
ああっ、前置き長くてすみませんでした。
次回で三クールを終える『りかのじかん』……ゆえに、そろそろ演劇部も稽古に入らないと、みんなのお盆のことを考えると、もう日は残り少ないのだ。
その思いに立って、
四年越しの『あの感動よ、もう一度』の熱き思いに立って、奇遇にも昨日と同じ三階だけれども、ここは芸術棟で場所は異なる。序でに壁の色も異なる。
瑞希先生の代わりに
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