第二十四回 あっ、ケアレスミス?
――もう前回の話になっちゃった。
僕は『設定』でも、『W』が付くことを忘れていた。
「
と、
そこで是非とも伝えたい心の声は、
――いつか、あなたの自主企画に参加したい。ということだ。
そんな溢れる想いの中に於いても、僕は『W』についての意味を模索する。もっともっと瑞希先生に褒められたい。そう思う中でも、目が合う。
……呟き?
「……
そうだ! あの
「うん、Vは繋がる! Vが繋がったら
「梨花!」
と、Wは僕たちの……未来さんとマリさんの四人の象徴だ。あの喫茶店で起きた出来事には、
包み込むような、白き天使のスマイルで、
「梨花ちゃん、可奈ちゃん、わたしたちも同じ思いだからね」
と寄り添って、マリさんはエールを送ってくれた。それに連動して「またいつでもおいで」と未来さんも、ドキッとするほどカッコよく、僕たちに声をかけてくれたのだ。
「うんうん」
と、シリアスだった瑞希先生にも、いつものような笑みが浮かんだ。
さらにはこの薄暗い部屋にも、パッと並程のウインドウから光が差し込んできた。
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