カクヨムユーザーさんたちの夢を見ました(1)

 すごく不思議な夢を見ました。。。


***


 私はどこか知らない町で車を運転しています。

 信号待ちでふとバックミラーを見ると、後ろの車の車内が見えます。どこか理知的な雰囲気を漂わせた美人の女性が、どうやら何か熱唱してる模様。歌いながら隣の男性に猛アピールしているのに、男性は表情一つ変えずにどこか冷めた様子。その二人の温度差にクスクスと笑っていると、やがて車内の二人も笑い出す。もちろんやり取りは聞こえないのだけど、その雰囲気がなんかラブラブだな〜と思っていると、信号が青になったので私は走り出します。

 夢にありがちなのだけど、そこで私は彼らも同じところに行くんだとわかります。


 今度は急に場面が変わって(これも夢あるある)、私は徒歩でクリーニング店に入っていきます。カウンターの女性がとても明るく挨拶してくれて、どうやら馴染みの店のよう。

「今朝の朝ドラ、見ました?」と、なぜか私は朝ドラの話を振ります。最近、ヒロインの相手役に妙にハマってるのが夢にも反映?

「見ましたよ〜。キュンキュンしちゃいましたよね♡」

「いくつになっても、キュンキュン魂は忘れたくないですよね」

「ゆうべも、うち、やりましたよ。ダンナが熱あったんで、上半身裸にしておでこをあてて熱測ったのよ〜」と、顔を近づけてニマニマしながら言うので、

「いや〜相変わらず、ラブラブ〜! 朝ドラ見なくても、自前でキュンキュンじゃないですか〜!!んもぅ〜」と、私は赤面しながらキャーキャー笑ってます。

 ひとしきり笑って盛り上がったあと、「じゃあ、あとでね」と言われて、そうか、今日はカクヨムで交流してる方たちの集まりがあるんだったと、やっと思い出す私。

 私も急がなくちゃ。


 それからまた、気づくと知らないところを歩いてます。あれ? 手にはクリーニングしてもらったものは持ってない。朝ドラの話をするために行ったんだっけか?? どんだけ朝ドラにハマってんだか。。。


 そんなことを思ってるうちに急いでることなど忘れて、私はふらりとスーパーマーケットに入ります。すると、黒いコアラのマーチをたくさんかごに入れている若い女性がいます。

「あぁ! こんにちは!!」と言うと、「わぁ、こんにちは〜」と挨拶してくれます。いつも、美味しいものや楽しいことや、旅行の話を聞かせてくれるユーザーさんです。

「最近、何か面白いことありました?」と訊くと、

「ゆうべ、ふたご座流星群を見てたら、けっこうたくさん流れ星見れましたよ〜。もう、ほっこりして大満足♡」とにっこり。

「よかったですね〜! 私も数年前に見たけど、何だっけ……」と考え込んだところで、「あ、みさえさん、今日来ますよね。私もこのあと行くので、その時にまた!」と言われて、そうだ、急いでるんだったとまた思い出す私。


 そもそも、どこへ行けばいいんだろう? 時間が迫ってることだけはわかっているのに、場所がわからない。


 ウロウロしてるうちに、狭い通学路に迷い込みます。見ると、横断歩道に旗を持ったお母さんが立って、子供たちに声をかけながら道を安全に渡らせています。するとそこへ、一人のおじいさんが寄って行って何かを話しかけてるのだけど、お母さんの様子がおかしい。すごく困っているのです。はい、はいと返事をしているようなのだけど、明らかに戸惑っている。もう一人お母さんが離れて立っていたのだけど、自分の子供が来たのか、連れ立って帰って行ってしまいました。

 おじいさんがいなくなったのを見計らって、さっきのお母さんのそばへ行くと、「あ、みさえさん!」と言うじゃあ、ありませんか。

「あらー。旗当番だったのね、大変ね〜」と言うと、「さっきのおじいさんに『アンタ、死ぬよ』って言われたんですよ〜、もぅ、信じられなくて……」と困ったように笑っています。

「こんなに真面目にやってるのに、それはひどいわね」と私も怒って言う。

「そうそう、みさえさんも行くでしょ? あとで、モンブランプリンでも食べながら、おしゃべりしましょうね」と言ってくれます。

 そうだった、急いでるんだった。「じゃあ、あとでね」と私が慌てて歩き出すと、「明日もゆるく優しく素敵な一日になりますように〜!」と大きな声で言うので、振り返ると手を振ってくれてます。

「そちらもね〜」と手を振り返しながら、「明日!?」と訝る私。集まりは今日じゃなかったのか!?


 場所どころか、日にちもわからなくなってきた。そうだ、こういう時は……!!


(続く)

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