言葉が出て来ない!!

ゆうべ、ラグビー日本代表、スコットランドに勝ちました!

テレビの前に正座してスタンバって、私もともに闘うぞ!と意気込んでいたのに、

最初に7点先制された時点で早くもビビって、直視できなくなりました。

チャンネル変えたり(ポ○ンと一軒家に)、台所に立ったり、適当にごまかして、

「どうなっていようと結果だけは受け入れよう」と、あっさり方針転換。

終わるまで見ないことにしました。

それにやっぱり、あのくんずほぐれつ、もみくちゃで絡まり合う図が、

閉所恐怖症の私は見ていて身体的につらいのです。

自分も力が入ってしまってる状態でウァ〜ッと来るので、緊張で頭が痛くなりそう。


でも、やっぱり気になるんで、ごはん食べながらちょっとチャンネル戻してみたら、

れれれ? 逆転してる!?

そうなると、「どうして信じて見てなかったんだ、私!!」と、

自分のビビりを悔やむことになります。


にわかファンのスポーツ観戦なんて、そんなもんだよね。


…という今日このごろ。


「まだ結○できない男」というドラマが復活しました。

これ、前の「結○できない男」が大好きだった私としては、

見ないわけにはいかないし、実際、ものすごく楽しみにしてました。

なので、まったくそういうのに興味のない夫のM夫くんに、

いかにおもしろいかを力説するという、ムダなことまでしたのだけど…


その時に、阿部寛演じる主人公がどういう人かを説明するのに、

上手く言葉が出て来なくて、そんな自分にビックリでした。


昔、仕事でしょっちゅうクライアントと打ち合わせしてたころ、

中高年のおじさんが「え〜っと、あれ、ほら、なんて言ったらいいかな…」

みたいに、言葉が出て来ないことがよくあって、

「○○ですか?」とこちらが推測で言うと、「そうそう、それ!」となり、

「いやぁ、最近言葉が出なくてねぇ(笑)」とおじさんたちが嘆いていた。


それが今になって、痛いほどわかるようになってきたわたくしです。

トシ取るって、イヤぁねぇ〜〜!!(涙)


で、そのドラマの主人公。

悪い人じゃないんだけど、コミュニケーションが苦手っていうか、

愛想もないし、愛想よくしようとも思ってなくて、

何でも悪い方に受け取ったり、言ったり、ちょっとひねくれてて、

皮肉屋だったりもするから、周りからも引かれちゃったりしてて、

それで、端から見ると孤独なんだけど、本人は全然気にしてなくて、

むしろ一人が好きっていう感じで、

クラシックオタクで、大音量でCDかけてエア指揮してるような可笑しい人で、

もうね、好きなように生きてるの、仕事はわりと順調だから、

お金にも困ってないし、でもね、人の気持ちがわからないっていうか、

こだわりも強くて、自分をなかなか曲げない、我が道を行くタイプで、

まったく空気読まないし、好き勝手振る舞ってるから……


だから、だから、そういう人って、一言で、ほら、あれ、えっと、

どう言うんだっけ〜〜!?


全然、言葉が出て来ない。ぴったりの言葉が何かあったはずなのにっっ!!


と、結局、悶絶して話は終わったんだけど、

昨日、テレビでそのドラマの番宣が流れて、

やっと「これだっ!これが言いたかったヤツ!!」と溜飲が下がったんでした。


『偏屈』!!


M夫くんは、その一言が出なくて私が上記のように言葉を尽くしてる間、

それって自分(M夫くん)のこと? って顔して聞いていたのが可笑しかった。


でも、大丈夫だよ、M夫くんは全然「偏屈」ではないから。

上記の主人公のプロフィールに一部当てはまるところはあるのに、

それを一言で”偏屈”と言った場合には、M夫くんは当てはまらないと一発でわかる。


いや〜、言葉って大事だなぁって、つくづく思いました。

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