私はやっと自分の思いを導くことができたんだ。

りお

第一章

今までありがとう…。


「おねーちゃん、遅刻するよ‼︎」

「わ〜朝日ありがとう〜!」

私、天野 夜は今日から高校生になる。いつもと同じ青い空、この頃はまだ何も知らなかったんだ。


「こころぉ、遅れてゴメンねぇー」

「よるちゃん!遅刻するよ〜急げぇ!」

彼女、宮田心は私の幼稚園時代からの親友だ。普段はフワフワしてて、穏やかな性格をしているが、いざとなったらとても責任感が強い。私とは特に似ている所は無いがなぜか昔から気付いたらいつも一緒にいる。そして、

「おいてくなぁー!」「はぁ、はぁ、。」

彼ら二人は中村 大と高井 道徒だ。二人は中学校の部活が同じでそっからいっつも一緒にいる。


「これで第23回入学式を終わります。新入生のみなさんは〜…」

あー!やっと終わったぁ〜‼︎

てか、四人そろって同じクラスとか、、笑

「よるちゃんはもう部活決めたー?」

「えっ?私はまだ何にも決めて無いよ〜、こころは?」

「うーん、、まだ。」

「はっ?心と夜もう野球やらないの?道徒はやるべ?」

「てか、俺もう野球部の入部届け四人分もらってきたよ、、」

えー!

道徒はいつもそうだ、私達の心の中で思っていることをすぐに悟って一番いい方向にもっていく。

そんな所が私が道徒を好きになった理由だ。

「また道徒くんにやられちゃったね!よるちゃん!ww」

心は私が道徒の事を好きなのをいっつも応援してくれている。

「そうだ!こころは例の大学生彼氏とどうなったのさ?」

「秘密ぅー!…」

この時私がもっと心の気持ちを聞いている事ができたら、この後のあの事態を防ぐことができたのかもしれない。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私はやっと自分の思いを導くことができたんだ。 りお @riomaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る