序盤の導入で主人公が自分の現状をとらえていく部分で、凄く丁寧に感情移入ができました。リアリティと、どこか空想のような曖昧な部分(研究者の村川さんとのやり取りが、現実部分から途中で切り離されたように、夢に潜り込んでいくように感じました)を織り交ぜた感じがとてもいいと思いました。
主人公目線で物語が進みますが、その心理描写がとても細かく描かれていますそして何より、一般的な人らしく慎重でそこにリアルさを感じるんですね(^^)実際、人が異世界に来るとこんな感じになるんじゃないかなやっぱり色々心配もあるしそんな中で主人公がどんな風にこの世界に溶け込んでいくのかが見ものです(^^)硬い表現も少なく、読みやすく出来ていて、ストレスなく読み進められるのも良いと思います