299カオス こんなものまで!?

 昨日、仕事帰りに本屋さんに立ち寄ったときのこと、「えっ、こんなものまで本屋さんに売ってるの!?」と思うことがあったので、ここにメモっておきます。


 わたしはおじさんなので、基本的に女性誌のコーナーには興味がなく、女性ファッション誌などが並んでいる書架の前は、当然のようにスルーするわけですが、昨日はたまたま女性誌と向かい合わせの位置にある新書コーナーで、『人新世の資本論』をぱらぱらっと立ち読みしたのです。


 ――2021年の新書大賞か。評判だね、この人。


 NHKEテレ「100分de名著 資本論」にも出演していた斎藤 幸平さんの本です。むずかしそうな本でした(汗)なぜいまマルクスなのか、書きたいことはありますが、きっとエッセイではウケが悪いだろうと思い、それは避けておきます。書きたいのは「資本論」のことじゃないし。


 繰り返すと、わたしがそこで足を留めたのは、そこが女性誌コーナーだったからではなくて、新書コーナーだったからということだけ理解していただければいいのです。新書コーナーの向かい側には、付録付きのムック本がずらずらっと並べられていたんです……というか、付録だけのムック本? 本どこ?


 女性誌に豪華な付録がつくようになっているのは知ってました。

 バッグとか、ポーチとか、傘とか……10数年前から、そういう付録が雑誌に付いていることには気づいていたのですが、なかなか雑誌は買わないし、まして女性誌なんて縁がないですから、「ついてるなー」と思ってたくらい。ただ、最近のは「ちょっと豪華すぎない?」と思いはじめていました。それが――


 本屋さんで見つけたのは、「冷風扇」だったんです。

 わかります? 冷風扇。ちっちゃなサーキュレーターみたいなやつなんですけど、室温と比較して-7℃ってパッケージには書いてありました。20センチ四方の白いサイコロのような冷風扇でした。


 わたし一瞬、雑誌の付録なのかなと思って、手に取ってみたんですが、雑誌、書籍の類は付いていません。冷風扇だけ書架に並んでました。そして、冷風扇の名前が笑える。それ、本屋さんに並べるため?


『涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラーBook』宝島社 3,278円(税込)


 Book付いてねーじゃん、宝島社! まんま家電だよ。

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