251カオス 戦国か幕末か
エッセイの更新が滞っております。
5日ぶりですか。
エッセイを書かなくなると、途端にわたしのカクヨムページはPVが増えなくなります。読んでくれている人は、エッセイを読んでくれている――ここを手がかり、足掛かりに小説を読んでくれているんだなとよく分かります。
小説を読んでもらうためにも、エッセイ、おろそかにしてはいけません。
さて、5日も書かずに何やってたのかといわれますと、ま、小説を書いていた(る)わけです。
もうひと月前に三題噺のお題をいただいたのですが、それをコツコツと書いています。とにかく苦労して書いてきましたが、ようやくゴールが見えてきたように思います。このまま一気に駆け抜けたいと思います。
書いているのは幕末を舞台にした時代小説なんですが、「幕末」ってどうですか。好きですか、おもしろいですか。おもしろいとしたら、どこがおもしろいと感じますか?
NHKの大河ドラマをみると、「戦国」か「幕末」です。かわりばんこにどちらかの時代を舞台にしたドラマが作られています。どちらが好きですか?
戦国時代の方がおもしろいと思いませんか。派手に合戦して勝負が決まりますし、「天下統一」はわかりやすいスローガンです。『信長の野望』は続編が制作され続けますが、『維新の嵐』は制作されません(あ、ゲームの話です。分からない人スミマセン)。一般的にはきっと戦国時代の方が人気があると思います。
でも、幕末はもっとおもしろいですよ。
わたしがそう思いはじめたのは、大人になってからなんですけど、すごくドラマチック。戦国との違いは色々とありますが、ひとつを挙げると時代の変化のスピードが早く、テンポがいい。
戦国時代に百年かけて起こった変化が、幕末ではほんの十数年で起こってしまいます。どういうことかと言うと、戦国時代、徳川家康、秀忠、家光と三代の将軍をかけて変遷してきた思想や制度の変化が、幕末では徳川慶喜ひとりの身の上に起こってしまう。それまでの時代とは違い、非常にダイナミックなわけ。
下級武士が国のトップにまで上りつめるなんていう、戦国時代であれば豊臣秀吉クラスの成り上がりが、幕末にはごろごろいたわけで、そのことひとつ捉えてみても、この時代、短期間に大変革が起こったのだ分かると思います。
大政奉還は「クーデター」、戊辰戦争は「内戦」、短期間にこれらが続いた明治維新とは「革命」ですよね。そう呼ばないのは、歴史家がそう呼びたくないからでしょう。
だから、わたしが書いている『青海剣客伝』も革命期のこの国には、こんなこともあったかもしれない――って感じのフィクションとして読んでもらえるとうれしいですけどね。
っと、今回幕末を推しすぎたかもしれない。また今度、戦国のいいところを考えてみます。ではまた。
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