236カオス この子のななつのお祝いに…
とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神さまの細道じゃ
ちょっと とおしてくだしゃんせ
ご用のない者 とおしゃせぬ――
童謡の「とおりゃんせ」です。
わたし、この歌が怖いんですよ。みなさん怖くないですか?
歌詞はこう続きます……。
この子の七つのお祝いに
お札を納めに参ります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも とおりゃんせ とおりゃんせ
行きはよいけれど、帰りはこわいだなんて、どんなに怖いことが帰り道に待っているというのでしょう。それは歌詞からは明らかにされないのですが、それがまた怖いじゃないですか。
怖いのに行けっていうんですよ。どういうつもり? いろいろと想像する(創造する)余地があって、妄想系ホラーな世界観だと思います。
なんでこんなこと書いているかというと、この歌のキーアイテムである「お札」を、神社に返納しようと思って。神社でもらう(買う)「お札」や「お守り」って捨てにくくありません? ごみとして捨てたら神様のバチが当たりそうじゃないですか。
去年、実家の母からもらったお札なんですが、今年のをまた新しくもらったので、古いお札をどうしようかと。ゴミ箱に捨てられる人なら気にしないのでしょうが、気にしてしまう人(わたし)なので、仕事帰りにでも神社に行ってこようと、出かけたのでした。
仕事帰り、遠回りしていってきました、湊川神社。
この神社には、建武の新政で
お札を返すところがあったはずだと、てくてく歩いて探しましたが、お札を返す場所はありませんでした。あちゃ、無駄足か。このお札どうしよう……。
とおりゃんせ とおりゃんせ――。
と脳内リフレインしながら、お札をもって家に帰ってきました。(天神さまではなくて、きょうは楠公さまでしたね)
明日は、また別の神社を攻めてみるか。そもそもこんな時季外れにお札を返そうとしてるわたしが悪いのか。
神社って、好きですか。お札ってどうします?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます