　みなさん小説やエッセイはどうやって書いているのでしょう。

　わたしの周囲には小説を書いているという人がいなくて、わたし自身もそうした友人を積極的に作りたいと思っているわけではないため、小説の書き方について相談できる人がいないのです。ま、小説はひとりで書くものですから、おおむね不自由はありませんが、

　――小説を書く道具はどうしてるの？　使いやすいものがあるの？

なんて疑問は、なかなかひとりでは解決できないものです。

　ときおりネットで探してみるのですが、わたしが知りたいことそのものずばりを記事に書いているものがそうそう見つかるはずもなく、難儀しています。

　わたしの執筆環境は、だいたいスマホで書いています。わたしのスマホはiPhone6s(もうずいぶんたったなあ)に、「ｉテキスト」というアプリ(テキストエディタ)を入れて書いています。五年以上前に小説を書き始めたころからずっとそうです。ほかのアプリを使ったことがないので、比較できないのですが、iPhoneのメモよりはずっと執筆には使いやすいです。

　みなさんパソコンで書くんですか？　それともスマホで書くんですか？

　今回のエッセイは、パソコンで書いています。

　このあいだエッセイに書いたようにわが家のネット環境が改善されまして(笑)、パソコンが安定的にインターネットへ繋がるようになりました。わたしの場合、スマホでも小説を書くので、スマホで書いた内容とパソコンで書いた内容が相互に同期してほしいとずっと思っていました。そういうアプリがあることは知っていたのですが、いかんせんわが家のパソコンのネット環境は劣悪で、とてもやってられなかったところ、今回のインフラ整備(おおげさ!)でやっと試してみることができるようになったというわけです。

「Ｎｏｌａ」という小説執筆用エディタをダウンロード、登録してみました。

　このエッセイがカクヨムにアップされていれば、Ｎｏｌａをつかって無事にエッセイが書けたということです。

　まだ半日しか使っていませんが、Ｎｏｌａの売り文句どおりパソコンで入力した内容と、スマホで入力した内容がインターネットを通じて同期しています。試しに執筆中の短編をＮｏｌａにコピペして編集してみる……。iPhoneとパソコンに同じ文章が表示され、編集内容が反映されていきます。おお、すごい。わたしにとっては夢の機能が現実のものに。

　パソコンで書いてみて気づいたことは、ひとつの文章が長くなりますね。スマホで書くと、画面が小さいためか、ひとつの文章の長さが短いです。短い文章でも画面いっぱいに表示されるため、たくさん書いたような気分になってしまうからだと思います。小さな、でも重要な発見。以前からわたしの小説は、ひとつの文章が短いなあとずっと思ってたんです。原因はこんなところにあったんですね。

　入力速度も速いですね。わたしどんくさいのでタイプミスが多いのですが、文章を訂正するのはスマホよりパソコンの画面の方が圧倒的にやりやすいですね。文章入力がはかどります。これからは、スマホとパソコンの二刀流で小説をばっさばっさと量産していきます……いけるといいなあ。