母娘の関係はとっても不可思議。
親子であり、女同士でもある。
ライバル関係になっている母娘をたくさん見てきました。
ハルさんは、みじめな自分の恥ずかしさ、苛立ちを娘に当てて自分の中で昇華しようとしているんでしょうね。
シングルの母としては分からなくもない感情です。
一人親の肩身の狭さ。当時は計り知れませんね。
今でこそひとり親は珍しくありませんが、離婚するときに一番恐れたのが周囲から子ども達がどうみられるか? 私がどうみられるか? です。
離婚=ダメな人間。そんな概念が未だにあるんだなーと実感しました。
人は「自分もやりたいのにできないから、やっている人を好きになれない」そうですね。例えば、サボっている人を非難する人は、本当は自分もしてみたいけど、できないから非難するという心理だそうです。
ハルさんは、本当は自由に生きたかったんだろうなと、藤光さんのエッセイを読んで改めて納得してしまいました。
奥が深いですね~。
作者からの返信
そうそう、わたしも春さんの言動には「夫に先立たれたみじめな女(すっごく昭和的)」をとても感じます。
昭和の女性には、強固な人生のテンプレのようなものがあって、春さんのように一旦踏み外してしまうと、辛い生き方を強いられたのかもしれませんね。
おはようございます。
ガラかめは何巻までお読みでしょうか?
のちのち、母子の関係が変わってきますからそこも読みどころです。きっと一巻とは違う感慨をもって滂沱の涙が出ることでしょう(笑)
それと昭和のころの少女まんがって継子ものがはやってて、主人公の女の子がひたすら継母にいじめられるというテンプレが存在してましたから、それをなぞっただけかもしれません。
作者からの返信
一巻しか読んでません〜。
母娘関係変わるんですね。楽しみです。
継子もののテンプレをなぞっているというのは、たぶんそうでしょうね。
ただ、わたしは戦前の教育を受けた春さんと、戦後の新しい女性像を体現するマヤの生き方の相剋と理解したいですねー。
『ガラスの仮面』に興味が湧いてきました。母娘の問題は根が深そうですね。自分の道を見つけて歩んで親離れすることが、もっとも良い解決法なのでしょうが、其処に至るまでに色々な葛藤がありそうです。
作者からの返信
『ガラスの仮面』読んでみてください。
わたしも一巻しかもってないですけど、いまの時代に読むとつっこみどころ満載なのです。
でも、なぜそこがつっこみどころなのか、考えてみると昭和の時代と令和の時代の違いと共通点が浮かび上がってきて興味深いです。