197カオス ネコ派なのかイヌ派なのか
仕事帰りに本屋さんをぶらついていると目についた写真集。
――ネコだね。カワイイなあ。
ネコの写真集でした。本屋さんにはいくつものネコの写真集が並べられていました。また、ネコかあ……。
また? そうですね。
さいきん、メディアをつうじてネコを見る機会が多いような気がしていて。
YouTubeでNHKEテレの『浦沢直樹の漫勉』を見てるというのを何度が書いてきましたが、『漫勉』に出てくる漫画家さんの仕事場にはよくネコが出てきます。
わたしがTwitterでフォローしている漫画家さんのツイートにも、ひんぱんにネコが登場しています。
――漫画家ってネコが好きなのかなあ。
とぼんやり思っていたところに、本屋さんでネコの写真集だ。ネコの露出多過ぎないかい? って思ったのでした。
わたしはイヌ派なので、なおさらビミョウな気分になってしまう。そんなにネコがいいのか。
ペットの飼育数でネコがイヌを逆転したというニュースを何年か前に見ましたが、ネコ人気というのはどこからきているのでしょう。
わたしのネコとイヌに対するイメージは『ぼくと彼女とコロとミケ』に書いたとおり。自由気ままなネコに対して、寂しがり屋で人なつこいイヌ。イヌの人なつこさがかわいいんですよ〜。自由なところがいいんでしょうか。なに考えてるかわからないところがいいんでしょうか。
『三毛猫ホームズの推理』。ネコが探偵であるという、80年代を代表するミステリメーカー赤川次郎さんの代表作。イヌじゃないんだよなー、ミステリアスなネコという存在が主人公だからおもしろいんですよね、きっと。
『ドラえもん』。言わずと知れた国民的マンガの主人公はネコ型ロボットでした。タヌキではない(笑)これもイヌ型ロボットだとドラえもんのキャラクターにはならなくて、結果ヒットしなかったかもしれませんね。
『吾輩は猫である』。というのもありましたね! 文豪も猫好きなのかあ。『吾輩は――』はイヌが主人公じゃ成立しませんよね。人とネコの距離感が小説を作り上げてます。イヌならもっと人に近い。
むむう。イヌってなにかあるのだろうか。南総里見八犬伝? ……文化文政は古過ぎます(笑)知ってたら、こりゃいいやってイヌ小説、イヌ文学を教えてください。あ、ネコ文学も追加募集してます〜。
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