188カオス –幕間狂言–

 リワードが付与されましたね。

 ロイヤルティプログラムがはじまって一年と一ヶ月。思い立ってデータを取ってみることにしました。


 データの読み方は、凡例のとおりです。


【凡例】 年/月,PV,アドスコア(PVに対するアドスコアの割合),リワード(アドスコアに対するリワードの割合)


19/11,217,167(77.0%),9(5.4%)

19/12,202,143(70.8%),8(5.6%)

20/01,280,209(74.6%),11(5.3%)

20/02,157,129(82.2%),7(5.4%)

20/03,248,194(78.2%),11(5.6%)

20/04,419,366(87.4%),16(4.3%)

20/05,582,432(74.2%),16(3.7%)

20/06,347,248(71.5%),10(4.0%)

20/07,604,519(85.9%),23(4.4%)

20/08,500,583(116.6%),25(4.2%)

20/09,347,294(84.7%),14(4.7%)

20/10,393,312(79.4%),16(5.1%)

20/11,517,410(79.3%),22(5.3%)


 このデータは藤光がロイヤルティプログラムで得たアドスコアやリワードのデータです。お暇なら、ご自分のデータと照らし合わせてみてください。


 さて、ここからは確実なことは何もなく、すべてはわたしの憶測と邪推の産物であることを断っておきます。あとで「違うじゃないか」と言われても取り合いませんの悪しからずご了承ください。




 全体的な傾向として、PV(年月の次の数字です)は増加傾向です。みなさんに読んでいただいているおかげです。ありがとうございます。ロイヤルティプログラムが始まった頃と比べると2倍くらいは読んでもらえています。


 次にアドスコアですが、具体的に、いつ、何回くらい、わたしのどの作品が、読まれたのかデータを取っていないので、PVとアドスコアの関係はよくわかりません。


 ただ注目すべきは、20年8月のデータです。この月だけは、PVに対するアドスコアの割合が100%を超えています。どういうことかというと、少ない閲覧数でたくさん稼いだのが8月だったということです。


 8月になにがあったか。


 じつは7月の終わりから8月の半ばにかけて、「夏休み蔵出し企画」をやってて、普段のエッセイよりは、文字数の多い一話読み切りの小説を7つか8つ投下しているのです。このPVが影響しているのでは? と思ってます。


 普段書いているエッセイは、だいたい1000字から1500字くらいのところ、8月は2000字から一万字の小説をいつもより多く読んでもらった結果が116%という数字に表れているように思います。


 いつもが70〜80%ということは、一話あたり3000字程度のエッセイをコンスタントに書けば(そして読んでもらえれば)、PVに対するアドスコアの割合が100%前後になるのでは……と想像します。


(だれかそんなデータを研究してないですかね)


 さいごに右端のデータ。リワードなんですが、少ないですね〜。恥ずかしいやら腹立たしいやら、この気持ちどうしてくれよう(笑)


 リワードの多い少ないは、作者の努力でなんとかなるものではないんですよね? たぶん。基本的に企業からの広告の出稿数によって、アドスコアに対するリワードの割合って決まるのでしょう。


 このあいだ、カクヨム のお知らせで読んだような気がするのですが、コロナ禍のおかげで企業からの広告出稿が減り、一時リワードが減って申し訳なかった――みたいなくだりがありました。


 右端のアドスコアに対するリワードの割合を見てもらうと、4月に前月から1ポイント以上、下げているのが分かります。一回目の緊急事態宣言ですね。それから5%を回復するまで半年かかってます。実際の経済活動とわたしたちのリワードは密接に結びついているんですね〜。


 コロナ感染が拡大局面に入った12月、1月は広告出稿が減少、付与されるリワードも減ってしまうと思われます。


 ちょっとデータを見てみると、これまで見えてなかったカクヨム の事情のようなものが垣間見えて楽しかったです。コロナ、コロナと毎日大変ですが、みんなさんがんばっていきましょう。では、今月の「幕間狂言」はこの辺で。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る