185カオス 読まれる条件
こんにちは(おはようございます? あるいは、こんばんは かもしれません)、藤光です。いつもお世話になっています。
カクヨムコンがはじまって一ヶ月が経過しました。わたしは短編を三本コンテストに投下。以後、ほったらかしにしていますが、長編連載されているみなさんはいかがですか、手応えの方は?(完全に人ごと 汗💦)
このカクヨムコンの期間、なぜだかこのエッセイのPVが伸びているように感じます。以前は、エッセイを更新すると10PVくらい読んでもらえて、そこから15から20PVくらいまで伸びるといった感じでしたが、ここひと月くらいは、20から30PVくらいまで伸びるエッセイがあります。特に変わったことをやっているつもりばないので、ありがたいことです。
また、12月上旬にカクヨムにアップした時代小説も一話あたり、18から53PVと読んでもらうことができました。ささやかな数字ですが、ほんとに読まれてこなかったわたしの小説のなかにあって破格のPVでした。
以前はアップしても0PVということが続き、「ぜんぜん読んでもらえない。こんなにも苦労して書いているのに、カクヨム読者は目が見えてないのとちがうか!」とひとり腹を立てていました。
カクヨムに小説をアップすることを、砂漠に水を撒いているようだと表現したのはこの頃です。
荒んでましたねえ。
ただ、最近は不毛の砂漠にも小さな芽が顔を出してきたようにも思えます。これを大事に育てて、いつかは花を咲かせたいと考えているですけど、それもいつものことになるやら。
「どうして読んでもらえないんだ?」
いま思うと、こういう疑問自体がおこがましい考えだったのだろうと思います。読んでもらえなくて当たり前です。
数十分、街をぶらぶら歩いてみただけで「だれからもナンパされないなあ。ちゃんと見てるか。わたしの魅力を理解できない男ども!」と腹を立てる女の子がいたら、ちょっとその顔を見てみたくなるじゃないですか、そんな感じ? やってることと求める結果のバランスが間違ってる。
ナンパされるには、それ相当の時と場所を選ばないといけないし、ナンパされる側としても資質なり努力なりが必要となってくるわけです。
カクヨムで読まれようとする場合も、それなりの条件が必要だったのです。
まず第一の条件。
楽しむことが第一の条件です。カクヨムは小説投稿サイトじゃなくて、小説好きの集まるコミュニティサイト。「つまんねーサイトだけど、おれの小説を読んでもらうためだから我慢すっか」というような斜に構えた作者さんは、いくら文章が上手でも読者はつきません。文章の巧拙は二の次です。自分がヘタクソなことも含めてカクヨムを楽しむのが一番。
第二の条件。
多様性を受け入れること。カクヨムではいろんな人が書いています。文学的素養の高い人から、中学生の作文みたいな人まで、あるいは真摯に人生を考察する純文学から、都合のいい煩悩全開の異世界ラブコメまで、さまざま。
こうしたいろんな人たちも根はひとつ。
小説っていいよね――。
同じ根っこを共有する者同士、「この小説はあそこが気に入らない。あの小説はなにが不足している」という風に考えず、「ヘタクソだけれど、自分では思いつかないテーマで書いている。物足りないけれど、あそこの表現は真似したい」という風に考えられれば、他人の小説が自分のためにならないなどということはないと思います。
第三の条件。
続けること。文章の巧拙は関係ありません。ヘタクソだろうが連載を続けることです。
「継続は力なり」といいますが、至言といっていいでしょう。PVを気にする人はいると思いますが、続ければPVは必ずついてきます。
でも、これは一ヶ月や二ヶ月で結果が現れるものではありません。最低でも半年。まずは一年続けてみるべきです。このエッセイが一話あたり20PV読まれるようになるのに、一年余りかかりました(かかりすぎ&少なすぎ?)。
「急いてはことをし損ずる」
気の短い人は、結果を求めるあまり短時間に連続投稿しがちですが、肝心なことはそれを半年や一年といったスパンで続けられるのかということです。
藤光はそういうが、おれは20どころか、1日に100や200もPVが集められるWeb作家になりたいんだよ、どうすりゃあいいの――って方もおられると思います。
すみません。20PV集めるのに知恵を凝らしているわたしに分かるわけないじゃないですか(笑)
ローリスクローリターンでカクヨムを楽しむ極意と考えていただければ幸いです。ではまた。
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