181カオス Twitterと小説

 SNSを使いこなしているとはとても言えないわたしですが、一応Twitterのアカウントはもっていたりします。藤光としてのアカウントで現実リアルに繋がっている人は皆無なのだけれど、そこで一人だけ女優さんをフォローさせてもらっています。


 とあるYouTubeの動画で彼女がトークしているのを見ているうちに、「飾らない話しぶりがいいなあ」と思いはじめ、「どんなこと呟くんだろう」とTwitterのアカウントをフォローするようになったのでした。


 タイムラインを流れてくる彼女のツイートはよくわかんないんですよ(笑)ほんと彼女の呟きのようなものが流れてくる。わたしも画面をスワイプしながら、ほかのツイートと共に流し読みしてるだけなので、非常に意味がとりづらい。Twitter上では、よくわかんない人です。


 ときどき画像をアップするんですよ、彼女自身が撮影された写真を。それがわたしにとってはのです。


 美人なその人は、顔出しで画像をアップしているのですが、その写真は当然のことながらキメ顔で雰囲気も素敵な写真。もちろん、ファンへのサービスや、女優という仕事の営業という側面もあってキレイな写真を選んでいるのでしょうが、YouTubeで見てる普通の女性っぽさとのギャップがかなりあって、わたしは笑ってしまう。


 ――ちょっとこの写真、カッコつけ過ぎてない?


 そうした素敵な写真は、イメージとして魅力的ですが、そんなモデル感というか、女優っぽさというかを殊更演出しなくても、素顔が十分魅力的な人。きれいなイメージ画像は蛇足のように思えてしまうのでした。





 そこでふと思ったんですよ。

 わたし、Twitterにカクヨム小説を張り付けてゴニョゴニョとしたメッセージと共に呟くことがあります。これ、女優さんの蛇足な写真と同じだと。カッコつけたツイートなんだなと。


 ツイートしていない(小説を書いていない)素顔のわたしはだらしなくて、みっともなくて、カッコ悪いんです。事実のわたしは99.999…%くだらない要素からできています。


 小説は、そんなつまらないわたしの、「それでもわたし、こういう風にがんばってみました」っていうキメ顔の写真だと思うんです。とでもいいますか(笑)


 小説を書いているわたしは「こりゃおもしろい。サイコーだ」とご満悦で書いているのですが、Twitterを介して見ている人は「それって自意識過剰くんだよ」と、ツッコんでいるかもしれません。

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