116カオス 次こそ傑作だ‼️

 いま(2020年8月3日、現在)、『藤光の蔵出し断捨離企画』と題して、わたしこと藤光が過去に投稿した小説をカクヨム に再掲しています。


 今のところ、第四作まで公開していますが、みなさんからなかなかの好評をいただいており、いまさらながら「小説を書いててよかった」と創作の喜びを噛み締めているところです。


 さて、ほかに断捨離すべき小説はなかったかなと、スマホに文章を書き溜めているアプリを覗いてみると、まだありますね〜。個人的には作品ばかりですが、まだあります。


 痛い作品だけに、カクヨム にアップしようとすると、文章の細かいところを修正しないといけません。

 え、そのままでも構わない? いやいや、素人作家とはいえ、わたしにも見栄や体裁はあります。不格好な文章をそのままにしておくのは、恥ずかしい。


 五作目にしようかなと、アプリの底から開いてみた小説は、5年ほど前に、小説を書きはじめたばかりの頃の過去作。一読してみると。


 ――こりゃ、直したいところが多すぎて、手に負えないなあ。


 いま見ると、5年前の小説は、アイデアはともかく、地の文、描写が悪い! 言葉の選択にとことんセンスがない! 奇をてらった表現がことごとく滑っている! 全面的に書き直さないと、とても読めたもんじゃないと気づきました。


 かなり、恥ずかしい。


 そんなでも、当時は「傑作が書けた」と意気揚々だったことを思い出します。ホントに単純で幸せな男、幸せな時代でした。5年たったいま、3000字書くのにどれほど苦労することか、出来上がった文章に納得がいかないことか、あのときのわたしが知ったら、即座に書くのをやめたでしょう。


 幸いというべきか、わたしには未来を見通す能力がなかったため、あの後も小説を書き続けて、いまに至っています。

 年月を重ねるにしたがって、満足のいくものが書けなくなるような気もしますが、いまもって神様に未来を見通す力は与えられていないということは、


 ――つぎこそ、傑作が書けるかもしれない。


と思い続けられるよう、神様がはからってくれているに違いありません。


 それにしても下手くそやなあ……(シミジミ)。


 さあて、つぎのお話を考えるかな。

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