94カオス 恋愛くらい経験しておかないと

 アンジャッシュ・渡部の不倫騒動を見ていて「ふうん」と気の抜けた感想を漏らしている私は男として枯れているんですかね。


 奥さんの佐々木希さんは、この国きっての美女といって過言でないくらいの美形ですから、「あんなに美人の奥さんがいながら、不倫するとはとんでもない男だ」という論が出てくるのも仕方がないと思います。が、そもそも妻が美人であろうがなかろうが、女好きの男はどこまでいっても女好きなものなのです。性向としてほぼ正反対の私としては、呆れるよりも、恋愛強者だなあと感心してしまいます。こういう男がいるから、女にあぶれる男がなくならないのです。


 なんてことを考えながら、今日は帰宅しましたが、世の中にはこういう男女のあれこれを描いた『恋愛小説』というのがありますよね。まあ、私はなかなか読もうとは思いませんが。


 恋愛小説というのは、どう読んだらいいんでしょう。どなたか教えてもらえませんか。恋愛の教科書として読むのですか? 異次元のファンタジーとして読むのでしょうか。それはどんな感覚なのですか? どきどきするのですか。ハラハラするのですか。それって面白いことなのですか。いまいち私にはわかりません。


 若い頃は人並みに恋愛に憧れましたし、ついには奥さんとめぐり合って結婚することもできました。奥さんのことは愛していますし、いまがしあわせですが、「もう一回恋愛しろ」と神様に言われたら、相手が誰であれ、勘弁してくださいもうこりごりです――というしかありません。私は根っからの恋愛弱者なのです。


 奥さんがいて、ほかにも女性と関係するなんて、良い悪いは傍に置くとして、気持ちの面から疲弊してしまいそう。アンジャッシュ・渡部のニュースを見ていると「どういう構造になっているんだ?」渡部の心の中身がどうなっているのか、不思議で仕方がありません。


 恋愛小説には、そうした人間の心の中身も描かれているのでしょうか。恋愛強者とは幸せなものなのでしょうか。恋愛弱者は強者になれるものでしょうか……。恋愛する人間に対する興味は尽きそうにありません。

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