わたしと本の日々

77カオス —幕間狂言—

　今年ほど大勢の人が自宅でゴールデンウィークをすごすというのは、まさに前代未聞といっていいでしょう。今日のようなお天気の日も、家にこもってテレビを見ていたり、本を読んでいたり、はたまたインターネットと繋がっていたりするのでしょうね。

　カクヨム で書いている私のこのエッセイ、巣ごもり連休でPVが伸びたりするのかなあと少し期待して見ていたのですが、世の中もカクヨム 読者もそんなに甘くなく、PVは依然低空飛行を続けています。

　エッセイも小説もひっくるめての総獲得リワードは、５月４日現在「３５」。レポートを確認すると支払基準の１パーセントに到達しているらしいです。

　５ヶ月間でこの数字。

　私は笑うしかありません。

　支払基準リワードは「3,000」。毎月獲得するリワードは、獲得後１年で消滅し、持ち越せないので、このペースでは永久に支払いを受けられないようです。

　……世の中、うまい話っていうのはないもんです。

　さて、PVがらみでひとつ。

　このエッセイの第２回。カミュの『ペスト』に言及した回だけが、けた外れのPVを持っています。他の回は２桁がやっとのところ、PVが200を超えています。

　新型コロナウイルスによる感染症の影響が私のエッセイのPVにも影響を与えているようです。

『ペスト』の登場人物たちが伝染病の拡大防止のため、一つの町に閉じ込められていたように、いまの私たちも感染症の拡大を防ぐために、自宅に閉じ込められています。

　小説のなかのキャラクターたちは、どのようにしてこの理不尽ともいえる現実を受け入れ、ペストに立ち向かったのだろう――そう考える人たちが私のエッセイを開いてくれているんでしょう。

　期待しながら読んでくれた人には謝らないといけないですね。私、『ペスト』を読んですらいないんです。

　スミマセン。

　書店が通常営業になったら買って読みます。