「純文学」という定義はすごく難しいですね・・・
たとえば大江健三郎さんの小説はわたしにとっては決して純文学ではなく、むしろ村上龍さんの「コインロッカーベイビーズ」に繫るエンターテイメント小説だと20歳前後の頃に感じました。
それも極めて危険な小説、という雰囲気に、ワクワクすらした記憶があります。
もしかしたら今の前衛的なラノベと大江健三郎さんの小説を読み比べたら全く違和感がないのではないかと感じていて、藤光さんの「エンターテイメントの純文学化」はその通りかもしれないと思います。
作者からの返信
エンタメ小説というジャンルは、多くの人にとって時間つぶしだったようで、スマホの登場によって多くの読者を失ってます。
エンタメ小説は、ネット小説のようにさっと読めてしまう小説か、じっくりと文章を楽しむ小説か、二分化しているように思えます。
エンタメ小説の純文学化は、後者の流れの一部だと考えてます。
これは興味ふかい本ですね。
今度、読んでみます。良い本のご紹介、ありがとうございます。
作者からの返信
おもしろいですよ。
書いたように、わたしは傑作SFだと思うんですけどねー。SFとしては話題ならない本です。おもしろいのになー。