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2020年5月1日 02:36
さて。ここまで〝書ける〟方が何を求めているのか。なかなか難しいですね。物語は面白いし、PVが狙えるエロもある。それほど評価等されていないのは、忙しさゆえの不定期更新が原因ですかね。あと好まれる文体ってのはあると思います。人気なのは一人称視点で延々と主人公の物語が進むタイプの作品ですね。それに比べると、この作品のように三人称視点でちょこちょこシーンが飛ぶのは、読まれにくい傾向にはあるかと。個人的にですが、一度どっかに話が飛んじゃうと、そこで読むの辞めちゃうんですよね。キリが良いと思ってしまうというか。ですが、そんなのはコンテストを重要視するのであれば問題にはならない。それでも敢えて一つ言わせて貰うならば。この物語が『何をする』のかわからなかった。シャルーアが騙され、それを不憫に思ったリュッグが彼女に武器を用意した。ここでてっきり私は、シャルーアの復讐物語が始まるのだと思った。あるいは、この先で復讐が行われるのかもしれないけれど――しかし10話まで読んだ感じとしてはシャルーアにその気はないように見えた。私としては裏切られた……じゃないな。肩透かしを食らった。そんな感じです。ほんのり焼鳥の香りがしていたんだけど……、夕食は焼き魚だった。みたいな。それによって『何をする』物語なのかわからなくなった。そうなってくると、求めるのは一話の質になってくる。オムニバス形式の漫画を読むみたいに。一話完結のアニメみたいに。一話の中で起承転結――それを何話も楽しむパターンに持っていって欲しかった。しかし物語の向かう方向は、壮大な物語。あくまで一話一話は大きな獲物を狙うための準備でしかない。うまい具合に噛み合わなかったとでもいうのでしょうか。この先に何が起こるのか〝わからない〟。だからこそ期待できるのだけれど、同時に不安でもある。ここまで面白かった。しかし、期待に賭けて『この先も付き合ってやろう!』と思うほどは物語に〝惹かれ〟はしなかった。だから私はここでドロップアウト……。うーん。ここまで来ると、完全に私的な見解ですね……。しかし、敢えて〝率直〟な感想を送るならば、そんな感じです。
作者からの返信
ふむ。まさか復讐物語とは、なるほど…基本的に、主人公は自分を捨てた男への害意や悪意ななく、そういった描写もしていなかったのですが、それも面白そうですね。リュッグも当面のシャルーアを連れ歩くに辺り、自分の身を守らせる武器を調達させようとマレンドラにいいところの鍛冶師か店の紹介を頼んだ形なので、シャルーアに復讐を促したり、あるいはその手助けをするような流れではなかったのですが、なかなか興味深いです。本作は、最初から主人公に明確な大目標が存在しない作品ですから、何をするか分からないというのも当然のご感想でしょう。他者視点のお話が入るのも、世界に何があって、何が起ころうとしているのか?その世界ラインに主人公のラインが重なって初めて主人公の行く先が定まってくる形を想定しています。なので木川のん気様が10話で切られたのは正解だと思います。10話以降もそういった、主人公ライン以外のお話が多分に入っています。このテの作品はお話を読んでスッと入ってくるものではなく、世界全体を捉えて楽しむタイプに近いので、10話の時点で物語の行く先をハッキリと見通せない内容ですし。(特に本作は主人公が何もかもカラッポからスタートしているので 主人公自身に芽生えるものが出てくるまでは先は見通し辛い、 ある種、傭兵稼業に身を置く二人の日常モノのような内容が続きます)一話の中で起承転結をこなすのは当初は考えていたのですが1エピあたりの文字数が膨大に及び、その字数で全エピソード書き続けていくのは時間の関係上、厳しいので諦めました。(ちなみに本作公開前、1エピあたり5000字前後にしようと決めていたのに、 第一話は2万字ほど書いてました;)今回は応援コメント、本当にありがとうございました!
さて。ここまで〝書ける〟方が何を求めているのか。なかなか難しいですね。
物語は面白いし、PVが狙えるエロもある。それほど評価等されていないのは、忙しさゆえの不定期更新が原因ですかね。
あと好まれる文体ってのはあると思います。
人気なのは一人称視点で延々と主人公の物語が進むタイプの作品ですね。それに比べると、この作品のように三人称視点でちょこちょこシーンが飛ぶのは、読まれにくい傾向にはあるかと。
個人的にですが、一度どっかに話が飛んじゃうと、そこで読むの辞めちゃうんですよね。キリが良いと思ってしまうというか。
ですが、そんなのはコンテストを重要視するのであれば問題にはならない。
それでも敢えて一つ言わせて貰うならば。
この物語が『何をする』のかわからなかった。シャルーアが騙され、それを不憫に思ったリュッグが彼女に武器を用意した。
ここでてっきり私は、シャルーアの復讐物語が始まるのだと思った。
あるいは、この先で復讐が行われるのかもしれないけれど――しかし10話まで読んだ感じとしてはシャルーアにその気はないように見えた。
私としては裏切られた……じゃないな。肩透かしを食らった。そんな感じです。
ほんのり焼鳥の香りがしていたんだけど……、夕食は焼き魚だった。みたいな。
それによって『何をする』物語なのかわからなくなった。
そうなってくると、求めるのは一話の質になってくる。
オムニバス形式の漫画を読むみたいに。一話完結のアニメみたいに。一話の中で起承転結――それを何話も楽しむパターンに持っていって欲しかった。
しかし物語の向かう方向は、壮大な物語。あくまで一話一話は大きな獲物を狙うための準備でしかない。
うまい具合に噛み合わなかったとでもいうのでしょうか。
この先に何が起こるのか〝わからない〟。
だからこそ期待できるのだけれど、同時に不安でもある。
ここまで面白かった。しかし、期待に賭けて『この先も付き合ってやろう!』と思うほどは物語に〝惹かれ〟はしなかった。
だから私はここでドロップアウト……。
うーん。ここまで来ると、完全に私的な見解ですね……。
しかし、敢えて〝率直〟な感想を送るならば、そんな感じです。
作者からの返信
ふむ。
まさか復讐物語とは、なるほど…
基本的に、主人公は自分を捨てた男への害意や悪意ななく、
そういった描写もしていなかったのですが、それも面白そうですね。
リュッグも当面のシャルーアを連れ歩くに辺り、
自分の身を守らせる武器を調達させようとマレンドラにいいところの鍛冶師か店の紹介を頼んだ形なので、
シャルーアに復讐を促したり、あるいはその手助けをするような流れではなかったのですが、なかなか興味深いです。
本作は、最初から主人公に明確な大目標が存在しない作品ですから、
何をするか分からないというのも当然のご感想でしょう。
他者視点のお話が入るのも、世界に何があって、何が起ころうとしているのか?
その世界ラインに主人公のラインが重なって初めて主人公の行く先が定まってくる形を想定しています。
なので木川のん気様が10話で切られたのは正解だと思います。
10話以降もそういった、主人公ライン以外のお話が多分に入っています。
このテの作品はお話を読んでスッと入ってくるものではなく、
世界全体を捉えて楽しむタイプに近いので、
10話の時点で物語の行く先をハッキリと見通せない内容ですし。
(特に本作は主人公が何もかもカラッポからスタートしているので
主人公自身に芽生えるものが出てくるまでは先は見通し辛い、
ある種、傭兵稼業に身を置く二人の日常モノのような内容が続きます)
一話の中で起承転結をこなすのは当初は考えていたのですが
1エピあたりの文字数が膨大に及び、
その字数で全エピソード書き続けていくのは時間の関係上、厳しいので諦めました。
(ちなみに本作公開前、1エピあたり5000字前後にしようと決めていたのに、
第一話は2万字ほど書いてました;)
今回は応援コメント、本当にありがとうございました!