2021年

「かくれ鬼」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452218844659629

【作品番号】

 TMT-113

【ジャンル】

 ミステリー

【キャッチコピー】

 わたしは彼女に殺される――筆を折ったWeb作家がわたしに向ける殺意とは

【あらすじ】

 わたしは彼女に殺される――

 筆を折ったWeb作家からの殺意に怯えるわたし。

 わたしが殺されなければならない理由とは。

【文体】

 1人称。書簡体。

【主人公】

 女性。

【雰囲気】

 シリアス☆----コミカル

【補足】

 一次創作オンリーイベント「はろー、わーるど!」の企画内企画「短編お宝探し」用に書き下ろした短編。悪意100%で書きはじめたんですが、結果的に50%くらいまで下がった話です。



「復活のプリームラ」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452218853263675

【英題】

 Primula at Pascha

【作品番号】

 TMT-112

【ジャンル】

 現代ドラマ

【キャッチコピー】

 復活大祭の日、姫は従者を連れ――望郷と追想の逃避行ピクニック

【あらすじ】

「わたし、知ってるのよ。姉様のこと」

 復活大祭の昼下がり、プリームラ畑で、姫は従者に告白を迫る。

 十年前、なぜ姉は死ななければならなかったのか。

 ある高貴な一族に仕える者の視点から物語られる、歴史の裏側と悲劇とは。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 アラサー。

【雰囲気】

 シリアス☆----コミカル

【補足】

 一次創作オンリーイベント「はろー、わーるど!」に合わせて書き下ろした短編。例によって埼玉お散歩小説なんですが、そこに一見不釣り合いな設定を加えて外連味を狙っています。予定になかったロシア語の台詞のせいでルビが大変なことになってしまいました。



「狩りを忘れた獣たちは」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219011882127

【英題】

 a closed season

【作品番号】

 TMT-113

【ジャンル】

 現代ドラマ

【キャッチコピー】

 一匹の猫と、人間の男女――狩りを忘れた三匹の獣たちの「新しい日常」

【あらすじ】

 ある日、翔真が狩りに行かなくなった。

 とあるカップルと同居する猫の視点から語られる、三匹の獣の「新しい日常」。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 猫。

【雰囲気】

 シリアス-☆---コミカル

【補足】

 恒例となったKAC2021の1作目。お題は「おうち時間」でした。かつて猫だったこともなければ、飼ったことさえない人間が書いた猫エアプ小説なのですが、極力「擬人化」を避けてありのままの猫に近い、猫のこういうとこが好きなんだという語り口にしようと書いてみました。そのついでに猫と同居する若いカップルを猫との対比で使ってたりします。



「チーターの心臓があったなら」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219030223024

【英題】

 Give me a heart, I wanna run away from the world

【作品番号】

 TMT-114

【ジャンル】

 ミステリー

【キャッチコピー】

 俺は死ぬ。ボスの娘を殺した報いで殺される――無法地帯の逃避行、その顛末

【あらすじ】

 ボスの娘を殺した報いで殺されようとしている、俺。

 彼はなぜ、逃避行のパートナーを殺すに至ったのか。

 麻薬カルテルが支配する無法地帯の逃避行と、その末路を描く痛切な「なぜ」の物語。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 男性。麻薬カルテル構成員。

【雰囲気】

 シリアス-☆---コミカル

【補足】

 KAC2。お題は「走る」。そこからチーターを連想したのですが、前作から謎のネコ科縛りに。最初はチーターを見に行くだけの話だったんですが、オチに困ってけっきょくいつものホワイダニットに。「神様はまだ僕たちのうたを知らない」路線なんですが、あれが文字数ぎりぎりだったので今年はこういうの書きたくなかったんですけどね。ただのお出かけを年の差主従の逃避行にしちゃう、という発想は「復活のプリームラ」から覚えたもので、そうであればこその地獄的な内容になっています。そして、ホセは推せる。



「比類なく神々しいような」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219065597582

【作品番号】

 TMT-115

【ジャンル】

 ミステリー

【キャッチコピー】

 名探偵の作り方、教えます――とあるミステリ作家が語る名探偵論とは

【あらすじ】

 「死の直前の比類のない神々しいような瞬間、人間の頭の飛躍には限界がなくなるのです」

 ミステリ研究会の後輩にして現役ミステリ作家は語る。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 元ミス研。

【雰囲気】

 シリアス-☆---コミカル

【補足】

 KAC3。お題は「直観」。毎回文字数制限いっぱいになるのでミステリは書きたくなかったのですが、お題がそっち寄りだったのでしょうがなくこういう話に。締め切りを1日早く勘違いしてて、無駄にばたばたしてしまいました。クイーンの有名なダイイングメッセージに関する言及と名探偵の閃き、それからハードボイルドのお約束を組み合わせて作中作探偵を作り出そうとしたのですが、こういう制約がある中で書くのはむずかしかったです。



「羊たちは群れをなして」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219125804416

【作品番号】

 TMT-116

【ジャンル】

 ミステリー

【キャッチコピー】

 羊は羊でも特別な羊です――閑静な住宅街の地下で蠢く獣たちの宴とは?

【あらすじ】

 ああ、お嬢様。なんとおいたわしいことでしょう。

 とある高級住宅街の邸宅に勤める執事が証言する、街の暗部とは。

 羊たちよ、安らかに眠れ。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 執事。

【雰囲気】

 シリアス--☆--コミカル

【補足】

 KAC4。お題は「ホラー」OR「ミステリー」で「ミステリー」を選んだ格好です。まさかの3作連続「ミステリー」。ホントにもうこのジャンルは書きたくなかったので、「よりによってこのお題!?」とのけぞりました。詰め込み過ぎた反省から仕掛けを一つに絞ったのですが、それでも文字数が足りない! ネタがよくわからない人は「アルミスタン羊」で検索してみてください。



「聖剣士は死者王を屠れない」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219146548092

【作品番号】

 TMT-117

【ジャンル】

 異世界ファンタジー

【キャッチコピー】

 いざ、死者王の居城へ――聖剣士一行の長い旅がいま終焉を迎える

【あらすじ】

 死者王との決戦前夜、宿の酒場で和気藹々と歓談する聖剣士一行。

 故郷を死者に奪われた双子、「僕」とララは彼らの一員として旅をしてきた。

 すべては死者王を討つために――

 死者王の居城へと向かう彼らが目撃する、死者王の真の姿とは。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 双子の兄。13歳。

【雰囲気】

 シリアス-☆---コミカル

【補足】

 KAC42作目。お題がせっかく「ホラー」OR「ミステリー」なのでの「ホラー」の方も書いてみました。ホラーは理解不能、対処不能の恐怖を描くべきだと思うのですが、それをあえて魔法があるファンタジー世界でやってみたらおもしろいんじゃないかなと。この辺かなり自由かつ実験的に書いてるのですが解放感があって楽しかったです。不条理な話なんですが、主人公の心理(クソデカ感情)に寄り添って読むと一貫性があるのではないかなと。



「スマートフォンはじめました。」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219157665662

【英題】

 What do you call a smartphone?

【作品番号】

 TMT-118

【ジャンル】

 現代ドラマ

【キャッチコピー】

 「スマホ」か「スマフォ」か――転校生が直面する文化の壁と思わぬ顛末

【あらすじ】

「この学校、ちょっと変なの」

 転校した友人ユミから報告を受ける、わたし。

 ユミ曰く、その学校では「スマホ」を「スマフォ」と呼称するらしい。

 しかし、なぜ。

 日常の見え方が少しだけ変わるかもしれない、不条理コメディ。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 女子高生。

【雰囲気】

 シリアス----☆コミカル

【補足】

 KAC5。お題は「スマホ」でした。1回は書いてみたかったシュールギャグコメディです。野中英次的な笑いを狙ったのですがどうでしょうか。



「ミシェル・ディディエ・ロマン翻訳委員会『ミシェル・ディディエ・ロマン短編集LXXXVII』訳者あとがき「謎めいた短編作家の妖しい世界」」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219192787390

【作品番号】

 TMT-119

【ジャンル】

 詩・童話・その他

【キャッチコピー】

 知る人ぞ知る短編小説の名手ミシェル・ディディエ・ロマンとは何者か

【あらすじ】

 この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。

【文体】

 1人称。訳者あとがき風。

【主人公】

 訳者。

【雰囲気】

 シリアス--☆--コミカル

【補足】

 KAC6。お題は「私と読者と仲間たち」でした。文庫巻末のあとがきや解説が好きなのでそれを模した形式で書いてみようと。3作続けてちょっと不条理な感じになってます。



「光ある場所へ」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219282150550

【作品番号】

 TMT-120

【ジャンル】

 現代ファンタジー

【キャッチコピー】

 天と地の狭間で、少年はまだ見ぬ光を夢見て旅立つ

【あらすじ】

 廃線となった八高線を伝って東京を目指す少年が目にするものとは――

【文体】

 1人称。

【主人公】

 少年。

【雰囲気】

 シリアス☆----コミカル

【補足】

 KAC7。お題は「21回目」でした。この数字に必然性を持たせるのがむずかしくて何も浮かばず、書きかけの掌編に無理矢理お題をねじ込みました。



「おつきあいしませんか」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054893883026

【作品番号】

 TMT-121

【ジャンル】

 恋愛

【キャッチコピー】

 作者は若かった――秘蔵の蔵出し百合掌編

【あらすじ】

 

【文体】

 1人称。

【主人公】

 少女。

【雰囲気】

 シリアス--☆--コミカル

【補足】

 KAC8。お題は「尊い」でした。やはり筆が重くなっていて、7年前に書いてそのまま放置してた掌編を引っ張り出してきました。当時は誰も「尊い」なんて言ってなかった気がします。



「竜騎兵は帰らない」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219250611796

【作品番号】

 TMT-122

【ジャンル】

 異世界ファンタジー

【キャッチコピー】

 あの日二人で竜を見た――戦後から戦中、大人から少女時代に遡る三通の手紙

【あらすじ】

 公園の慰霊碑の前で、学生時代の友人であるレイアと再会したわたし。

 二人が学生時代に見た鳥竜にまつわる噂とは。

【文体】

 1人称。書簡体。

【主人公】

 女性。

【雰囲気】

 シリアス☆----コミカル

【補足】

 KAC8用に書いていたものの間に合わなかった話。いわゆる羽毛恐竜から想を得て、ファンタジー世界に突っ込んでみました。特にオチらしいオチもないので時系列を逆さまにしてみたのですがどうでしょうか。いまだに4000字でどこまでできるかというのが探り探りです。



「わたしと彼とテディベア」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219339320338

【作品番号】

 TMT-123

【ジャンル】

 ラブコメ

【キャッチコピー】

 幼馴染み♂がデート? よし、監視しよう――素直になれない男女の恋模様

【あらすじ】

 ショッピングモールでたまたま幼馴染みの英士と鉢合わせた、わたし。

 彼の様子からデートの待ち合わせ中ではと察し、陰から監視するのだけど――

「ゴドーでも待ってるの?」

 素直になれないわたしたちの、変化球ラブコメ。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 女子高生。

【雰囲気】

 シリアス---☆-コミカル

【補足】

 KAC9。お題は「ソロ〇〇」でした。どういう話なんでしょうね、これは。仕掛けとお題処理ありきの書き方なのですが、はたしてラブコメとしての要件を満たしているのでしょうか。



「リバーサイド・ランナーズ」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219375573990

【作品番号】

 TMT-124

【ジャンル】

 現代ドラマ

【キャッチコピー】

 勝った方が先輩に告白するの――河川敷を駆ける少女たちの友情と恋の顛末は

【あらすじ】

 ゴールラインは鉄橋の影。

 憧れの先輩に告白する権利を賭けてぶつかる二人の少女。

 二人の友情と恋はいかな結末を迎えるのか。

【文体】

 1人称。

【主人公】

 女子高生。

【雰囲気】

 シリアス--☆--コミカル

【補足】

 KAC10。お題は「ゴール」でした。最後は王道で締めたかったので、いかにもアオハルなシチュエーション設定にしてます。ただ、それを自分なりに納得できる形にしようとしたらボールがシュート回転して明後日の方向に行ってしまった、という感じです。



「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294

【作品番号】

 TMT-125

【キャッチコピー】

 日常と非日常が交錯する、境界線上のガールミーツガール!

【あらすじ】

「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」

 三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。

 そこで待っていたのは、冷たい雨と寂しげな童謡、そして戦時中に変死体で発見された女学生の怨霊にして祟り神「りんご様」で――

 そしてはじまる、少し奇妙な学園生活。徐々に暴かれる、知佳の暗い過去。「りんご様」の真実――

 日常と非日常が交錯する、境界線上のガールミーツガール開幕。

【文体】

 3人称。

【主人公】

 女子高生。

【雰囲気】

 シリアス-☆---コミカル

【補足】

 処女長編です。カクコン7キャラクター文芸部門でエントリー。

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