第3話 隠すの忘れてた
結局、神様に願ったのは3つだった
1つ目は元魔王と共に暮らせる世界
2つ目は俺と元魔王の記憶の引き継ぎ
3つ目に通信だ
3つ目の通信は神様へしか使えない
「さて、そろそろ行くわクソジジイ」
「あぁ、またなクソ野郎」
俺はそっと目を閉じた
――――――――――
「ふぅ、無事転生できたな」
「そう見たいね」
「まずは街へ行くかー」
「そうしましょうか、ヴァン」
「あぁ、ヴァレス」
俺たちは街へ向かった
「門番はいないのか」
「不用心ね」
「あら、遠くから来たのかい?」
おばちゃんが話しかけてきた
「はい、私達の国と常識が違うのかもしれないので教えて貰っていいですか?」
「あいよ、
この銀貨100リン
これが金貨10000リン
ここにはないが白銀が100000000リン
これぐらいだね」
「紙幣は無いんですか?」
「しへい?」
「なんでもないです」
「あの、傭兵ギルドってありますかね?」
「なんだいそれは?知らないねぇ」
「そうですか、来る道中に倒したモンスターはどうすればいいですかね」
「あぁ、冒険者ギルドにいきな、そこで買取をやってるよ」
冒険者ギルドはあるようだ
良かった
これでお金には困らない
「最後に泊まるところってありますかね」
「それなら宿屋“新人の門出”に行くといいよ」
「ありがとうございます!後で買いに来ますね!」
「楽しみに待ってるよ!」
真っ直ぐ歩いていくとギルドがあった
冒険者ギルドには数人しかいなかった
「冒険者ギルドへようこそ
本日の御用は依頼ですか?登録ですか?」
「登録で頼む」
「私もだ」
「分かりましたではこのカードに血液を垂らしてください」
「分かった」
「承知した」
血液をたらすとカードが光った
「真っ黒になったな」
「真っ白になったわ」
「凄いですよ!これは!」
「どういうことですかね?」
「少し待っててくださいね」
そう言って受付のお姉さんは奥へと入っていった
「あ、しまった」
「どうしたの?」
「隠すの忘れてた」
「あ、」
俺の世界、君と一緒 コオリ🍊 @yuka128
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。俺の世界、君と一緒の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます