戦う前から負けること考える馬鹿いるかよ!!

話を整理してみよう!!

我が愛染町が 武器に出来る物

漁港 【サバ イワシ アジ シラスが主】

海水浴場【横幅100メートルも無い 良く言えば隠れ家的な海水浴場】

温泉【源泉は出るが 施設は無くて 純の宿が 温泉場】

目玉が無い パンチの足りてないこのラインナップ

特産品や名産品すらも無い

これが プロレスなら決定打に欠けていた 必殺技が無かったが

無いなら作り出せば良いことだった!!

俺たちは 無い知恵を あーだ こーだ絞り合う


二時間飲み続けたが 考え付かない

温泉入りながら 考える事にした

かけ湯をして 体を洗い 海に浮かぶ月の光を見ながら 湯船につかる 子供の頃から この温泉には慣れ親しんでいた

「今気が付いたけど 大分しょっぱいんだな?」

「ああ 海が近いのもあるが 泉質に ナトリウムが入ってる お肌すべすべになるぞ!!」

「おっさんのすべすべ… おぞましい」

「サル君は温泉に身を捧げたいのかね?」

子供に戻ったおっさん達が ばしゃばしゃとお湯を掛け合い はしゃいでいた!!

心の底から楽しかった


風呂から上がり 牛乳を片手に もう一方の片手は腰にやり 片足を椅子の上に置く そして一気飲み!!

子供の頃から この姿勢で飲む 湯上がりの牛乳が一番旨いと思っている!!

大人になっても変わらなかった


「温泉で パスタ茹でないか?」 これでも プロレスラー新人時代には ちゃんこ番を 交代でやってたんだ 料理のひと皿 ふた皿くらい 行ける‼️

「温泉で茹でるのは なんか意味あるのか?」いぶし顔の猿が聞いてきた

「意味なんてどうでもいい‼️ 温泉使って付加価値を付けるんだ 後は愛染牧場のチーズ その辺の農家からキャベツ 漁港からイワシ この辺りから分けて貰おう‼️」そんなポピュラーな物かき集めて パスタで町おこしを画策した 先ずはここから

俺たちは 手分けして 食材を調達する事にしたが とりあえず今夜は飲むぞ 既に時計の短針は 真上を向いていた

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