散弾文

小鳥の王が

啄むは蛆

横のましらに

紙魚が沸く


踊り疲れた

絶叫者達

悔悟強要

する牢屋


ゴムの手玉に

夜のしじまの

眠り疲れて

水になる


七つの都

九つの塔

それ見る私の

眼は八つ


鹿の角から

溢れる涙

啜る赤子を

星が喰う


墓碑に刻んだ

尊者の証

カタコンベにすら

月が照る

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