灯編 朝食
そう言えば、
その事実とも向き合えたのも、やっぱり、
さらには、
『パパは、本当にママのことを好きでいてくれたんだね……だからさ、私、パパとママの子供に生まれてこれて良かったと思ってるんだ。こんな場所でも、私はちゃんと幸せだよ。ママも幸せだったんだなって分かるよ』
なんてことを言ってくれたりもした。こんな世界に勝手に送り出した俺に、だ。それにどれだけ救われたか。
そして
『私ね…不思議なんだ……ママのこと<お母さん>っていう実感ないのに、なんかすごく、こう、胸の辺りがキューッとするんだ……』
とも言っていた。
これが、
その一方で、
加えて、
で、この時点では、
そんなことを思い出している俺のことなんて関係なく、
で、用意ができると、家の窓から、
「
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