蛮編 能力
こうして三対一となり、かなりの優位を得たドーベルマンMPMは、
その中で、今度は、
なのに
アンプルは残り一つ。とは言え、これでは麻酔で眠らせることは望めそうもないな。となれば、エレクシアとアリアンが駆け付けるまで残り二時間半以上、この三体で粘るだけだ。
実は、
この
が、ドーベルマンMPMの能力じゃあ、殺さずに無力化することはまず無理だ。だからエレクシアとアリアンの到着を待つしかない。
しかしその時、異常な電磁波が検出された。ドーベルマンMPMが捉えていた映像の中で、
<電磁パルス攻撃>
だ。くそっ! こいつもそれを備えてたか……!
明らかに動きが悪くなったドーベルマンMPM三機を、
最後の一機も何とか振り切ろうと抵抗するのを地面に叩きつける。
ドーベルマンMPMも、人間が倒れる時に咄嗟に身を庇って致命傷を受けないようにするのと同じことをできるようにはしてある。加えて、生身の人間よりは頑強ゆえ、簡単には壊れない。
だがそれも、地上五メートルの高さから地面に全力で叩きつけられても耐えられるというわけじゃないんだよな……
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