來編 細菌性の感染症
で、
ああ、そう言えば、
にしても…なあ……
まあそれはそれとして、
で、そのまま、治療カプセルに入ってもらった。
さすがに治療カプセルに入れるのは警戒するから、セシリアに鎮静剤を投与してもらって、眠らせてからだったが。
「体内複数個所に炎症が見られます。おそらく細菌性のものでしょう。毒性の強い最近が体内に入り、炎症を起こしているものと推測されます」
基本的には俺達がここで確認した生物の中でもトップクラスに高い免疫を誇るクロコディアだが、それでも時には細菌性の感染症を引き起こすことはある。
一番は加齢による衰えだな。しかし若くても大きな怪我をして体力が落ちていたりするとこういうこともあるようだ。
あと、怪我そのものは大したことなくても、そこにたまたま特に毒性の強い細菌がいたりした場合だな。
たぶん今回のがそれだろう。
で、詳しく解析すると、やはり、非常に毒性の強い危険な細菌が検出された。俺達人間がそれに感染すると、下手すると半日で死ぬ可能性もあるようなヤバいやつだ。
幸い、治療カプセルを使えば対処できるから、治療せずに放っておいたりでもしない限りは大丈夫なものの、俺達としても用心はしていた。
おそらく、
しかし、治療カプセルの中で眠る
ただ、病気もそうだが、そのせいで動きが鈍っていた
病気だけなら、ドローンやプローブで見守ってたし、重篤な状態になる前に気付けただろう。そこに運悪くあれに遭遇してしまったってことだな。
「どう?
俺が
「ありがとう。
「よかったぁ…!」
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