走・凱編 別の種
相変わらず子供ができる気配はないものの、
二人がそれでいいなら俺は口出ししない。家にいついてしまってはいるものの餌の確保は自分達でしてるから、完全に、
<たまたま同じ場所に巣を作っただけの別の種>
として生きてるということだろうな。
それで言えば、
俺達の<縄張り>であり他の動物があまり近寄ってこない辺りを自身の縄張りとして、すでに密林の中で生活している。まだパートナーまでは見付けていないが。
それでも時々帰ってきていたのが、ビアンカが来てからはまったく帰ってこなくなった。無事なのはドローンなどで確認が取れているものの、ビアンカに対しては強い警戒心を抱いている感じだな。
だが、それもいい。好きにすれば。
俺がビアンカを受け入れてるからって俺の子供達全員が同じようにする必要もない。そのために別のところに住んでいるというのもあるしな。むやみに敵対さえしなければそれでいいんだ。
その
あと、
今日も、
向こうも
だが不思議なことに、他のパルディアを見ると明らかに戦闘体制を取るんだよな。もちろん密林の中から様子を窺っていことで見知ってるというのもあるんだろうが、それに加えて単に外見ではなく、自分達に敵意を向けているかどうかを察している可能性もあるな。
いずれにせよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます