誉編 参戦
実弾を装備させていた拾号機と拾壱号機だと、下手をすれば
しかも、それだけじゃなかった。
エレクシア達の間を、緑色の何かが奔り抜ける。
「
さらには、同じく緑色の影が。
「
思わず口にした通りだった。
とは言え、密林最強生物の一角であるマンティアンでも、さすがに
俺の子供として生まれ、エレクシア達とも日常的に接してきた二人だからこそのものだったのかもしれない。
それどころかさらに、空中から急降下して
「
思いもよらぬ光景に、俺の口から無意識に言葉が漏れる。
「はは…は。そうだ……あいつらはあいつらで自分の力で戦おうとするんだよな……」
その通りだ。
『俺が守ってやる』
なんて、とんだ思い上がりだったんだ。あいつらはあいつらで、自分を守る為に戦う力と気概がある。分かっていたはずなのに、俺はいつしか忘れていたのかもしれない。
とは言え、あいつらの力だけじゃ勝てる相手じゃないことも確かだが。
だから、攻撃の要であるエレクシアとメイフェアとイレーネは、
もちろん、
しかも、メイフェアとイレーネは、攻撃の瞬間だけに全力を出し、それ以外は出力を絞ることでエネルギーの節約に努め、長期戦に備えるようにしたようだ。メイフェアとしてはエレクシアと戦った時の経験が、イレーネは
それにより、圧倒的な強さを持つはずの
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