メイフェアの愚痴(感情を装備してるからな)
新暦〇〇二二年九月二日。
俺のところから巣立っていった今の
どうしても単純な<腕っぷしの強さ>が重視される傾向にある
もちろん、元々、他の種族に比べても知能が高めで社会性に富む
が、
しかしなにぶん、まだ若いということで、その辺りで<次のボス候補>としては必ずしも最有力という訳でもない。
それでも有力な候補の一人であることには変わらず、次のボスの座を狙う
「
<感情を装備したメイトギア>であるメイフェアとしては、
「気持ちは分からないでもないよ。俺だって自分の息子が会社で上司にいびられてるようなものだからな。とは言え、若輩ではあってもあいつももう立派な一人前の
俺に対してロボットらしからぬ<愚痴>をこぼしてくるメイフェアを、俺はそう言ってなだめていた。
するとエレクシアも言ったのだった。
「マスターの言う通りです。私達ロボットは、人間を支えこそすれ、その自主自立にまで干渉すべきではないというのが、大原則のはずです。
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