第二の議題 『見える』について。

『視覚』


五感の一つで、視覚から得られている情報量は五感全体の約87%らしいのです。


つまり、ほぼ9割が視覚から得ている情報。と云う事になりますね。



今日はそんな『見える』事を議題にします。



「おい、まてよ。『見える事』ってなんだよ。言葉選び下手かよ。まじかよ。」


と思う方も居ると思いますが、ここではあえてそう表す事にします。


ここでは『見える』事を表す言葉が多用され、混乱が生じる可能性があるのです。


第一の議題を読んでくださった方は、もうお分かりでしょうが。今後も、恐らくこの様な形で進行させて頂きます。



話を戻しましょう。


視覚の重要性が先述の説明で、はっきりとお分かり頂けたと思います。


...え?『分かんない』?

大丈夫です。筆者の『議題』は頭で思考するのではなく、感覚的に理解するものです。


筆者が思索し、それを読者の皆様方に発表する場とも云えますね...押し付けがましいかもしれませんが御許しを。



筆者が言いたいのは、つまり「『見える』大切さ」です。


ざっくりし過ぎ?そうですね。なら、筆者の体験談を例として進めましょう。


前説として、筆者が執筆するのは大体夜中です。気分で書くので、夜中に執筆欲により目が覚め、暗い中書き進めます。


すると疲れ目により、一部の視界がぼやけるのです。いえ、目が悪い訳ではありません。


筆者は眼鏡を着けた事が無いですし、寝れば治る。その程度のモノです。



そして、疲れ目により視覚が少しだけボヤけた状態で外出するのです。無論、少しだけなので問題はありません。遠くの物が見辛い程度です。


しかし、夜はどうでしょう?暗い中、視覚がボヤけるとある程度は判っていても、細かくは判別できなかったのです。無論、疲れもあるでしょうが、その時は余りの間抜けさに、自分を嘲笑する程でした。



皆さんも想像して下さい。

夜。向こう側から人が此方側に歩いて来るのが分かります。しかし、遠目、夜、疲れ目によるボヤけにより、服装と背丈のみが感覚的に分かります。


服装は、上に紺色の服を羽織り、その下に白のワイシャツ。下はベージュ色...いえ、素足でしょうか?靴はスニーカーの様に見え、髪型は...ポニーテールでしょうか?



ええ、話を聞くだけだと、制服を着た女子中高生だと思われるでしょう。



しかし、近付くにつれ判るのです。



『あっ、おじさん...』



ええ、おじさんです。

紺色のスーツジャケットに白ワイシャツ。

ベージュのチノパンに靴はスニーカーの様な物。


髪型は真ん中分けで、背丈は普通ぐらいでした。



つまりは、遠目、疲れ目、夜。と云う条件では、相手の性別も、服装も、髪型も、背丈も、何もかもが間違えて見える可能性が、少なからず在った。


と云う事です。普通は有り得ませんが、『絶対』は基本的には『絶対に』無いのです。


可能性が0.00001%。もしくは、それ以下でも。可能性さえあれば『絶対』は無く。




おじさんをJKと間違える事だってあるんです




視認、視覚、視界、視野。

『視る』という事を表す言葉は沢山在ります。

それ程、『見える』事は大切だとも云えませんか?



『言えない』?あ、そうですか。

では、また筆者の体験談を繰り返し読んで下さい。


悟りが開けますよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る