日常の中で思索・考察をする人。

空御津 邃

第一の議題 『一人称』について。

『一人称』


皆さんにもあると思います。

私、僕、俺...

他にもわしそれがし拙者せっしゃ等も有りますが使っている人は...いや、厳密には少数ですが居ますね。


そんな『一人称』が今回の議題です。


前置きとして、筆者の一人称は『筆者』とさせて頂きます。


一人称の話を進める上で、ややこしくては敵いませんからね。




この『議題』は、古くから筆者の中に潜んでおりました。


昔話になりますが。

筆者が小学生になりたての頃。

それまでの一人称は『ぼく』でした。


しかしある時、「『僕』なんて言ってるの?変なの〜」と、同級生に言われてしまいました。


特段、変と云う事は無いのですが。

確かに当時、同級生の男子はほぼ全員が『おれ』という一人称だったのです。


小さな小学校で、総勢200人程度しかいない学校だった故に、ほぼ全員が同じ一人称でも違和感はありませんでした。


と云うより、現代の限られた一人称の中で、選択肢は更に限られていました。


それ故に筆者は『僕はおかしいのかな?』と、疑問に感じたのです。


まぁ、小学生になりたての頃ですから。

どうでも良い事が気になる年頃だったのでしょう。



しかしそれは、この様な疑問を筆者に残す機会となったのです。



『万人が使える一人称は無いものか。』



つまりは、英語でいう『 I (アイ)』です。

筆者はコレを稀に思索していました。


しかし、最近。といってもつい数年前からですが、見つけたのです。その一人称は何の変哲もなく。ただ、それだけでした。



『自分』



筆者は自分を『自分』と表す事により、その問題を解決したのです。まぁ、悩んでいた時期は過ぎたので『解決』と表すのはどうかと思いますが、一応解決でしょう?



解決したかと思われたのですが、その副作用が残っていたのです。


それは『クセ』です。


筆者の一人称は、『僕』から『俺』となり、最後には『自分』となりました。


特に『俺』の時期が長かった故に、頻繁に一人称が『俺』になってしまいました。


と同時に『僕』を併発してしまい。一人称はめちゃくちゃになりました。




故に今、筆者の一人称は『不定』となり。

『僕』『俺』『自分』をめちゃくちゃに使っている次第です。



つまりは何が言いたいのか、というと。

『一人称は無理に変えるものじゃない』と云う事です。


筆者の戯言にお付き合い頂き有難う御座いました。



おまけ



筆者はダンディーな伯父様の『わたくし』に憧れ、将来は其れを真似するつもりです。


...一人称がまた増えましたね。

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