【リョコウバト】優しい膝
「どうも……私はリョコウバトです!
えーっと……あなたは……(オドオド)
……はい、あなたがヒトだということはパーク中の噂なので知ってます
ヒトが、私の仲間の……命を奪ったことも
……あっ、でも!(アセアセ)
あなたは私達を脅かした存在とは違うんです
何というかこう、悪いヒトは空気が冷たいのですが、あなたは温かいのです
それっていいヒトだっていう証拠です!
きっとヒトにも、いいヒトと悪いヒトがいるんですよ!
あなたはいいヒトです!
だから、あなたは大丈夫です!(ニコッ)
……どうしたんですか?
えっ?
あっ、あなた……
泣いてますよ……?」
リョコウバトの温かい笑顔に見初めたあなたは、ふとリョコウバトに「泣いてる」と言われ、自分の頬を少し撫でてみた
確かに、指が濡れていた
「べ、別にいいんですよ!?(アワワ)
これもパーク中で噂ですよ
あなた、とっても優しくて温かいヒトなんですよね?
……あ、もしかして嬉しくて泣いている……のですか?
あの、あなた、疲れてるんですよっ
ほら、私だって辛い思いをたくさんしてきましたし!
辛いのはあなただけではありません!
あなたの辛み、とっても分かりますよ?
……おいで?」
優しい声でそう言われたあなたはリョコウバトのもとに行くと、突如リョコウバトがどこかにあなたを寝かせた
「……ヒトは、疲れたヒトにこんなことをするって聞きました
確か、〝ひざまくら〟?って言うらしいです!
どうですか、疲れがとれますか?
あなたって、フレンズをなでなでするのがお上手って聞きました
でも、私はあなたをなでなでしたいです!
辛いフレンズは見過ごせないんですよ、私っ(ニコニコ)
……へっ?
ど、どうされました?
いい匂いがする……って
えぇ!?
わ、私、そそそ、そうなんですか!?/////(カァァァッ)
……でっ、でも
あなたは私を疎まないんですね
リョコウバトを疎むヒト達は容赦なく私達を死に追いやってきました
でもあなたは私をいい匂ぃ……って褒めてくれて……
こ、これ、褒めてるんですか!?/////
……んっ?
か、かわいぃ……?
……なんとなく、フレンズがあなたを好きになる理由が分かりました
いいですか、あなたはフレンズを深く愛しています!
だから、フレンズがあなたに甘えてくるんですよ!
ふふっ、だから辛いことがあっても私達フレンズのことを思い出して下さい!
私はあなたを応援してますよ!(キラキラ)
……えっ?
お胸が当たってる?
ひゃあああ、ごめんなさいッ!/////」
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