二年目

「あっ……おかえりご主人(ニコッ)」






プリンセスと共にPPPのもとへ帰るとセヒコがいた






「大丈夫大丈夫!

ご主人のこと考えてたらなんか元気出てきて……

ご主人のおかげだ、ありがと


他にも癒されたいフレンズ、いっぱいいるんだろ?

ひひっ、ちゃんと会わせてやるから

いっぱい癒されてな!(ドヤッ)


……それと

もうすぐPPPのメンバー“グレープ”があっちで亡くなってから二年経つらしいんだ

10月12日の昼間だったらしい」


「僕がこのパークに来たのは4月24日だったけどねぇ……

やっぱ亡くなったからジャパリパークに来れてフルルに会えたんだよね

でも、此岸のみんなは哀しんでるからたまにはあっちも行こうかなって思うけどさ(ニコニコ)


……でもここ、ジャパリパークは此岸と彼岸の中間くらいらしいんだよね

此岸にとっちゃ温かい理想郷であるから彼岸になるけど

彼岸にとっちゃフレンズが生きている場所だから此岸にもなる


めんどくさいよね〜……

本来僕は亡くなったから彼岸に逝く予定だったんだけど

ジャパリパークに来たってだけで……

軽く命狙われてたりするんだよ〜……?(苦笑)

ま、まあそんなの愛の力で乗り切っちゃうけど!(キリッ)」






グレープが話し終わり

ふとセヒコの方を見ると何やらブツブツ呟いていた






「……彼岸……ヒガン……(ブツブツ)


……うぁ!?

ああ、そうだよな!

グレープとフルルはすっげぇ仲良しだよな!(アセアセ)

ひひっ、わたし、ドキドキしちゃったなぁ


……愛かぁ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る