第5話 先生が来ない!?

ガラガラ

\どっ/【既成事実!!やっぱり桜木と加賀美は付き合っていた!!】

誰かがそう言うと、ペンを持った男子たちがインタビュー形式で質問してきた

男子たち『 今日もおふたりさんおんぶで登校してきましたね。実際どこまで進んだのですか?』

大青「コソッ相手しなくていいよ、萌和は先に座って!!」

萌和「コソッうん」

男子たち『 お?おふたりでコソコソ話ですかぁー?』

大青「待てよ、お前ら俺が萌和のこと好きで相談してたのに萌和の嫌がることするなよ、友達だろ?」

男子たち『 こっわ、もうほっとこうぜー』

え?なんで昨日まではあんなに仲良かったのに!?なんでこんなに仲悪くなってるの?このままじゃ大青が男子たちにハブられちゃうかも・・・!?

トテテッ

萌和「大青!!なんであんなに仲悪くなってるの?仲良かったんじゃないの?」

大青「自分もそのはずだったんだけどな・・・多分俺達が呼び出されてる間に何かがあったんだ・・・」

萌和「なんか怖い・・・:( ´◦ω◦`):」

大青「大丈夫だ、萌和には俺がついてる」

萌和「ありがと/////」

なんか急に幼馴染がかっこよく思えてきた・・・/////

もう!お試しで1週間だけ付き合うのに・・・このままじゃどんどん好きになっちゃう・・・/////

もういっその事正式に付き合おうかな・・・?


あっ、大青がまた男子たちに囲まれてる!?

先生・・・早く来て・・・!!

本当に何があったんだろ・・・昨日はあんなに和やかな雰囲気だったのに・・・!?

女子達『萌和ちゃん・・・ちょっといい? 』

萌和「うん・・・」

え!?なんだろ・・・めっちゃ怖いんだけど( ̄^ ̄゜)

怖い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大青、大青なら、守ってくれるよね?もしなにかされそうになったのなら・・・

女子たち『 あのね?ちょっと言いずらいんだけどさ、大青くんと男子たちが仲悪くなってるのには気づいた?』

萌和「うん・・・」

女子たち『萌和ちゃんこの前先輩のことが好きって話してたでしょ?それが、男子たちの1人の耳に入ったみたいで、なんで先輩のことが好きなのに大青と付き合ってるのかって話でね?多分萌和ちゃんじゃなくて大青が責められてるのは、多分・・・先輩が関係してるんだ・・・ 』

萌和「え?」

なんで先輩が関係してるんだろう?もしかしたら先生が来ないのも関係してる?

女子たち『先輩、萌和ちゃんのことが好きみたいで・・・萌和ちゃんと大青くんだけが先輩が萌和ちゃんのこと好きなの知らなくて・・・それで、男子たちは日頃から優しい先輩に 萌和ちゃんと大青が分かれるように手を回したみたい・・・』

萌和「え・・・!?先輩が私の事好きなんて・・・?」大青のことどんどん好きになっていったのに・・・ええ!?どうしよう

私のせいで・・・私の優順不断な性格のせいで・・・大青が・・・(><)

女子たち『 大丈夫だよ!心配しないで!私達は萌和ちゃんと大青くんの味方だから!困った時にはいつでも頼っていいから・・・だから、泣かないで?』

萌和「え・・・?自分泣いてる、の?」

ポロポロ自分では気づかなかったけどよく見ると大粒の涙がひたひたと服を濡らしていくのが見えた

女子たち『それで、なんで先生が来ないのかは、先輩って結構な権力者じゃん?山田コーポレーションの社長さんのご子息なのは知ってるでしょ?昨日先生がカンカンに萌和ちゃんのこと怒ってたじゃん?だから、昨日先輩が大量に学校に寄付金を送って・・・先生を理論的に上から圧力を掛けたんだ・・・ 』

萌和「え・・・優しいと思ってた先輩がこんなに・・・自分勝手な人だったなんて・・・」

なんでそんなにすごい人が私のことを好きなんだろう、自分大して可愛くないのに・・・?可愛さでいうと女子グループの中心人物の智子ちゃんの方がたくさん告白されてるのに・・・?


どうしよう

次回、ついに優順不断な性格の萌和が先輩を畳み掛ける!?

6話へGO

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