第101話 獣人国の闇ギルド
獣人国王都にて俺の後を付けていた5人の猿の獣人(=猿人)を拘束。
「質問に答えろ! お前達の所属と名前、目的を教えろ!」
俺は威圧を込めて質問した。
「闇ギルドの黒猿だ。農村イワンテで雑貨屋が殺された事件で、情報を知ってると思われる魔抜けを見つけた。お前だ! お前は何者だ」
「イワンテ? 知らんな。俺の事は教える気は無い。質問してるのは俺だ」
俺です! 何て言うわけ無いだろう。
「魔抜けとは思えん身のこなし、お前が殺したのか?」
俺は威圧を込める。
「質問してるのは、
その後、猿人達に色々聞いた。
獣人国の闇ギルドのマスターは十二神将『
農村イワンテ雑貨屋殺害事件関連で、黒髪黒目の人間の魔抜けを探しているらしい。
闇ギルドの拠点の場所も聞いた。
後で襲撃だな。
猿人達は手足を潰して情報を収集した後、証拠隠滅しました。
「そろそろ酒場も開店する時間だ」
「そうだにゃ。」
「俺は、酒場で情報収集するから、ペロは殲滅の旅団の拠点に潜入して貰っても良いか?」
「分かったにゃ」
「夜に猫が安らぐ宿で情報共有しよう」
俺は宿で紹介されたお薦めの酒場に向かい、ペロは殲滅の旅団の拠点に向かった。
俺は酒場に入った。
酒場はほぼ満員。
「相席でも良いですかぁ?」
「はい、問題ありません。」
案内されたのは、丸いテーブルに椅子が4つ、そこに2人の女性が座っていて、空席が2つ。
狐獣人と
何やら賑やか。
「すいません。失礼します」
謝る必要は無いんだけど、つい女性には頭を下げちゃう悲しい
「いえいえ~。どうぞどうぞ~」
狐獣人の女性は、ちょっと酔っ払って明るい感じだ。
獣人の女性はあの男性がステキとか、こっちの甘味だ美味しいとかどうでも良い話をしていた。
その話を隣で何となく聞きながら、おつまみを食べながらお酒をちびちび飲んでいた。
周りの客の話もあまり有意義な話も無い。
そんな時、急に隣の女性達が殲滅の旅団の話を始めた。
「そう言えば、殲滅の旅団のケントくん最近誘って来ないわね」
「そうなのよ。よく御馳走してくれてたのに、忙しいみたいなの」
「殲滅の旅団って急に人数が増えてきてない?」
「そうそう、中途入団募集で沢山入ってきて、連携訓練で忙しいとか言ってたわ」
ん? これは詳しく聞いた方がいいか?
「すいません。今の話詳しく教えて貰っても良いですか?」
「あら、貴方も入団希望なのかしら?」
「ええ、ちょっと興味がありまして。勿論、御礼はします。この店の食事代を持ちますので、どうか・・・」
「あら~。嬉しいわ」
「良い子ね。何でも教えちゃうわ」
意外な情報が聞けるかも。
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