第7話

かぐやひめが、お友達と、女子会という名の相談をしている時、

その他大勢の人たちは、うんうんうなっています。


履歴書の数は、予想を上回るものでした。


「おじいさん、この人はどうですか?」

おばあさんが、訊きます。


「一休さんか・・・女好きだからな・・・」

おじいさんは、納得しません。


「おばあさん、わしはこの人がいいと思うが・・・」

今度はおじいさんが、尋ねます。


「吉宗さんですか・・・暴れん坊ですからね・・・」

さすがに、かぐやひめが、苦労すると見たようです。


「それに・・・」

「それに、どうしたばあさん」

「吉宗さんは、ブスが好みです。完全に、かぐやひめを侮辱しています」

「そうなのか?」


吉宗さんは、誤解されていますが、侮辱には違いありません。


「おじいさん、若い人の意見を聞きましょう」

「そうじゃな」


おじいさんと、おばあさんは、ももたろうたちに尋ねました。

「みんなは、誰がいい?同性の立場で聞かせてくれ」


ももたろうも、かわいい妹を、ろくでもない男にあげたくありません。

ドルちゃん、ゴリちゃん、クラちゃんも、同じ気持ちです。


そうこうしているうちに、20人に絞りました。

この中から、かぐやひめを含めたメンバーで、さらに5人に絞りました。


いよいよ、かぐやひめのおむこさんを決める日が来ました。

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