雑記1:完璧な作品
完璧な作品ってなんぞや。と最近思います。
近況ノートなんかを覗いていると、作品の完成度に納得がいかないから下げる、というのを読んでいて、ふいにそんな事を思いました。
1から書き直したいから下書きに戻して改稿します、っていうのは分かりますよ。私もやりました。
ただ、書き直せば「完璧な作品」になるかと言ったら、難しいところだろうなぁと思います。
多分私が思うに、いつまで経っても「完璧な作品」というのは書けないんじゃないかなと。
完璧な作品ってなんでしょう?
誤字脱字がないこと。
物語として破綻がないこと。
余すところなく登場人物の心理が理解できること。
見せ場となるシーンで感情が大きく揺さぶられること。
物語が途中で中だるみしていないこと。
クライマックスで盛り上がり、エンディングが物語にふさわしいラストになっていること。
上記全てを満たしていること。
書けるんでしょうか?
私には、作者側がそれを意識して書くのは難しいような気がしています……。
多分、そういう作品になっているかどうかを判断するには、どうしても他人の力が必要になってくると思います。
自分が面白い作品を書けているかどうか考えた時に、あの作品のあそこはどうだった、あの作品はもっと盛り上がりがあって、と私は他者の作品と比較してしまいます。
そうして思う訳ですよ。
やっぱりまだまだだなぁ、と。
でもそれって当たり前じゃないかと思うんです。自分よりレベルの高い人なんてごまんといるのですから。
そして多分、創作という順位の付けられない物では、どこまで行っても頂上はないと思うんです。
完璧な作品、なんて書けるのでしょうか?
「自分にとって」という言葉を先頭に付けたとしても、私には難しい事に感じます。
何が言いたいかっていうと、どのタイミングで製本するかって考えてるんです。
いつまでもきっと満足はしないと思うので。
プロの作品と比べてしまえば、そりゃ拙い作品なんですよね。
でもそう言って何年も何年も改稿ばかり続けているべきでもないと思います。
どこを基準にするかって考えたら、「とりあえず最後まで苦もなく読めるように」なったら、それだけで十分やったった感があるんじゃないかと思っています(´ω`)
将来、製本する際に絶対悩むところなので、先に書いておきました。笑
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