世界の扉

イヤホンを耳につけて

目を閉じる

自分の世界に閉じこもる

現実から逃げるために


あの日君がかけてくれた言葉は

僕の中で大切な宝物に変わっていた

誰にも気づかれず

教室の隅っこで1人で

世界の扉を閉じていた

君がこじ開け壊していった物は

僕と世界をつなぐ扉だった


君と出会ってたくさんのものと出会った

たくさんのことを経験した

恋人でもないただの友達

それでも替えの利かない

かけがえのない友達だった


君と出会って僕は

1人じゃないって気づいた

君と出会って僕は

1人ぼっちだと気づいた

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