私の願い

いつも真剣に試練に挑む君の顔は

とても輝いていて

私の前では見せない顔だった


誰よりも傷ついて

誰よりも壁にぶつかって

誰よりも高みに上っていく

そんな君がまぶしくて

追いつきたくて頑張った


でも初めて君と並んだ時

君がとても同じ大きさの背中をしていなくて

私よりも大きな背中で

私が見ていない世界を見ていた


私は君が見ている世界を見たいと

願っていたが

その願いはとても高くて

目の前が真っ暗になった


でも君がいつまでも上を目指すから

まだ誰も見たことのない世界を目指すから

私はその隣に立っていたいと願ってしまった

君の隣に立つにふさわしい人間になりたいと思った


君が立ち止まった時は私が急いで追いつくし

支えたいと願ったから

いつまでも君を追いかける

例えそれが命を捧げることとなっても

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