閑話 クリスマスSS 彼女とクリスマス

中学三年生時点の話になります。時系列にご注意ください。


 =====


「「メリークリスマス!」」


 僕と、彼女であるアカは、親に予約してもらったレストランにいる。クリスマス当日に、カップルで食事をすることは、とても幸せだ。僕は人生で二回目になる。


 緋は、同じクラスの美少女。一年生のバレンタインデーに告白され、付き合うことになった。去年のクリスマスも一緒に過ごしたし、今年のバレンタインデーもチョコをもらった。僕たちの通っている中学校では、知らない人がいないカップルである。だって、緋はかわいいから。僕を選んでくれたのがうれしい。


「あ、ここでもうプレゼント開けちゃう?」

「そうだね」


 プレゼントは、お互いに中身を知っている。サイズを測らないといけなかったし。


「じゃ、翔琉の指輪は私がはめるね!」

「うん。緋にもはめてあげる」


 さすがに左手には着けなかった。まだ未来は決まってないから。


「これがあるだけで頑張れる!」

「ふふっ、ちゃんと合格してよ?」

「そっちこそ!」

「「あははっ!」」


 この幸せが続けばいいなあ。

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