第45話 御門は、アニメキャラにしか興味無いでしょ?
あっという間に就寝時間。
何とか三人分の寝床は確保出来たわね。
「今日も、こんな形で巻き込んでしまって。ごめんなさいね。
「そうですよ! 咲さん!
厳重注意をするわよね。
私達だけなら。
単にパジャマパーティーで済まされるけれど。
いや、そんな経験した事無いわね。
女子会の
「咲さんは、もう少し自分の
「な、なまめかしい!?」
彼女らしい表現だけれど。
思わず、たじろいでしまう。
「そうですよ! 咲さんの
ものすごい
この様に、嫌味無くアドバイスをしてくれる。
全く、失礼な
……その通りだから、どう反論したものか。
「大丈夫よ?
「いやいや!? リアルの女性にも、そ、それなりに、あると思います!?」
飛び起きそうな勢いの否定。
語気も、もじもじと可愛らしい。
とても計算された態度では無い。
言い換えれば、あざとくない。自然体の魅力。
私こそ。
彼女に対して
「ああ!
「納得しないで!? 私よりも咲さんに
正直な所。
常に
ちょっとは、事件の考察が出来るから。参考程度にしているぐらいね。
プライベートでは。
絶対に、何があろうと。
関わりたくない相手。
こんな認識だ。
「私なんか、あいつの好みの女性では無いみたいよ? それよりも、
「あれ!? 発言がブーメランの
思いもよらず困惑しているけれど。
多分、自覚しているのだろう。
「さっきだって、
「さ、咲さんが見張ってたからだよ!? 彼は美女の視線に弱いから!?」
思春期みたいな
格好の
彼女の入浴中は。
ずっと
「『
「あ、あいつ、余計な発言をして。……何度も落としたりしないもん。ばか」
ごにょごにょと
文句を言っている。
後半部分は、聞き取れなかった。
いくら
そこまでおっちょこちょいじゃないわよ。
それも、
どんなシチュエーションだろうか?
あり得ないわね。ええ。
「ふうー。珍しく、長湯しちゃった💓 うん? ちょっと! 男子! まつりちゃんをイジメないでよ! 職員室に言いに行くからね!」
終了らしい。
お騒がせ野郎が、再び舞い戻って来たわね。
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