第18話 月夜野署長のありがたいご指摘。
「赤城警部?
「
「残念だったね、さつきちゃん。
あからさまに疑われてる。
エロい姫署長だ! おっと、失礼な姫署長だ!
「ば、馬鹿にしていますの!? 何か微罪で逮捕して差し上げましょうか!」
「落ち着け、さつき。こう言う奴なんだ。いちいち腹を立てたら負けだぞ?」
初対面で関節技を披露してくれた恨み。
忘れぬぞ!
「
「嘘だと言ってよ!? さつきちゃん!? たかさき君、殺意が
ちくしょう! 意外に根にもつ奴め!
妖怪たかさき! お
「で?
「『
ほほう。さつきちゃんにしては、まともなご意見だね。
今後の商品開発の参考にさせていただきます。なんてな。
「ま、また馬鹿にしている感じですわよ!? この殴りたくなる表情をして!?」
「いやいや。
俺なんかよりも。
たかさき君に説教してくれたまえ。お嬢様。
「そんじゃ、もう帰る。
「なあ!? まだ、取り調べは終了していませんわよ!?」
説明するべきことは、赤城のおっさんにした。
これ以上の長居は、無用だな。
「任意の取り調べだろ? 協力すべきことはしたよ。後は、君たちのお仕事だろ? なあ、赤城のおっさん?」
「まあな。捜査を進める以外、
「ですから、この
「さつきちゃん?
答えるとは言ってないが。高い確率で、エサに喰いつくだろうな。
ともあれ、取り調べ室から退出したのであった。
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