第2話 告白

1学期の終業式が終わり、部活の仲間と廊下で集まってガヤガヤと盛り上がって帰ろうとしてた。

その時、女子バスケ部の1個上の3年生が廊下で話しいる自分に声を掛けて来た。

「Kちょっとこっち来て貰って良い?」おれはなんの事だろう?先輩から呼び出し?なんかおれしたかな??ちょっと不安な気持ちを抱えがから、先輩について行った。

人影の無い廊下の奥に行って!と言われ恐る恐る言われるがまま行った。


そこには、女子バスケ部の1個上の先輩が居た。いつも隣のコートで練習をしていて見たことある先輩が1人廊下の隅に居た。

先輩は、急に一瞬だけ自分の顔をチラッと見た後、うつむきながらおれにこう言った。

「好きだから、付き合って欲しい…。」

初めての経験で、おれも頭が真っ白になった。

先輩だし、話したことは一度も無い。でも、凄く可愛らしい。先輩で正直見た目も好みだった。

でも、女子と付き合った事も無い、自分から告白もした事無い。バスケしか知らない自分は混乱してた。

とっさに、おれはこう言った。「ありがとうございます。少し時間をください。」

お互いに携帯電話を持っていたので連絡先だけ交換した。「後日連絡します。」と伝えてその場を離れた。


バスケ部の仲間の元へ帰ったら、仲間が「どうした??なんかあった??」と自分にみんな聞いて来る。

実は、女子バスケ部の「M先輩に告白された。」と仲間に言った。

仲間達は、「マジで!!でっ!なんて答えたの??」と口々におれに言って来た。

とりあえず、「返信は後日、携帯に連絡すると言ったよ」と言った。

お前、そんなの速攻でOKっ答えだせよっ!!ってみんなに言われた。

M先輩は、可愛いし断る理由なんて無いだろう!!って言われた。

自分は、バスケしか知らないし、彼女なんて考えても居なかった。でも、タイプの女性ではあった。でも、初めての経験が予想も、せずに突然起きた。

みんなに、押されたのもあり、後日、先輩の携帯に電話した。

「プゥプゥプゥプルルルプルル…」

M先輩「もしもK君?」

おれ「はい」

おれ「この前の話し…。自分で良ければ。お願いします。」

M先輩「……ありがとう。嬉しい。」


その時に、おれの人生初めて彼女が出来た瞬間だった。凄く嬉しい反面、なんだか照れ臭かった。


M先輩「5日後、花火大会あるから部活終わった後に2人で花火大会行きたい。だから、部活の練習途中で抜け出して2人で行こう」って言って来た。


おれは「分かりました。行きましょう!」

人生初の彼女が急に出来て5日後に初めてのデート!しかも、初めてのデートは部活の途中でお互いに抜け出して、花火を見に行く。

急に、また違った中学生の青春時代が始まった。


おれ「花火大会当日の予定はメールでやり取りしましょう」


M先輩「うん。分かった!」照れ臭そうと嬉しい感じが伝わる感じで電話を切った。


電話を切った後、おれは今まで感じた事の無い緊張と感覚を感じてしばらくボーッとしていた。


大人に過ごして近づいた感覚もあった。


その日の夜は、なんだか夜は寝れなかった。



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