5章 星の煌めきと共に
1
「リース、あなたと過ごせた数時間は、僕にとって、一番幸せな時間でした。レイに捨てられ、独り孤独を感じていた僕を、救ってくれてありがとう。
そして、あなたの大切な十四年間を、奪ってしまってごめんなさい。もう、取り戻すことは不可能かもしれないけど、あなたには、まだまだ未来があります。だから、僕の分も生きてください。
最後に、封筒に入っている添付書類は、僕がレイの冒険譚から破り取った物です。その章だけ、僕がレイのために書いたものでしたが、レイに裏切られた後、こっそり破ってしまいました。
ここに、僕の全てがあります。星の洞窟に着く前、あなたに言ったことも含まれているので、良かったら読んでください。
それでは、またね、リース。
ずっと、愛してる。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます